(追記: 2021.11.13. 全体公開

(先々公開にするかも。2021.11.8.現在、限定公開)



2021年10月14日に


新しい私になりました。


障碍者手帳も申請中。






ストーマ(stoma 人口肛門)生活のはじまり。




オストメイト対応トイレ は知っていたけど



病が分かってから、ストーマ手術を案内され


分からないことばかり。




具体的に身体はどうなるのかな?


ストーマ って?と調べたら


エマさんを知りました。






病院に縁のない人生を歩んできた私

薬すらとったことがなく

かかりつけ医も居ない。


手術も恐ろしければ、

ストーマになるのも怖いし、嫌だった。


でも、




なんだかストン、と納得した。


そうか、私が自分で

生まれる前に決めてきたのか。

それなら、楽しむだけじゃん。





手術して新しい私になってもいい

と思ったら、

緊急入院、緊急手術になっちゃった。


早いなぁ。。。。





病院のカルテに大きく

「手術拒否例」と書かれていた私

手術を思うと、やっぱり怖くて泣いた。






何より

たくさんの人たちが祈ってくれて

愛情を感じたハートで手術に臨めた。


🌸



産まれたての

ヨチヨチ歩きの私は

分からないことだらけで

いろいろ助けてもらいながら

新しい私をはじめた。



ダーリンは、手術前から

20年ストーマ生活のお友達がいることや

自分が右手人差し指の第二関節から

上を失った時のことなど話してくれた。




術後

ストーマパウチ講習にも

自分が立ち合いたいからと来てくれて

シャワーから上がった私の裸より

使い捨てオムツ姿が衝撃と笑わせ

専門の看護師さんとも話して

彼が必要とする情報を得ていた様子。



退院すると

家のトイレには

ストーマパウチの中を温水洗いできる

簡易シャワーや作り付けの棚ができていた。



癌の痛みは変わらないけど

ストーマのおかげで

食べられて排出もできて元気になってきた。

リハビリで筋肉もつきはじめた。



あんなに避けたいと思っていたのに

いざストーマ生活になると

お腹にいるストーマが愛おしくて

いつも愛称で呼んでいる。



まだ慣れない身体を支えて

転院先の病院に行く。

円座を持ってゆっくり歩いて

ゆっくり腰を下ろす。



痛み止めが効く時も、効かない時も

ゆっくり、ゆっくり、生活をする。



体力がついてきた。

氣力も戻ってきた。



ずっと避けてきた治療法にも

今、前向きな私がいる。



違う人になっちゃったみたいだ。

人にも技術にも医学にも

助けてもらって歩いてく。









たくさん手放して

手放して

どんどん手放して


本来の私に還ろう。