今日、久しぶりに好きなCDを紹介したくなったんだ
THE HIGH-LOWS/バームクーヘン
01. | 「罪と罰」 | 甲本ヒロト | 甲本ヒロト | |
02. | 「チェンジングマン」 | 真島昌利 | 真島昌利 | |
03. | 「二匹のマシンガン」 | 甲本ヒロト | 甲本ヒロト | |
04. | 「モンシロチョウ」 | 真島昌利 | 真島昌利 | |
05. | 「ハスキー(欲望という名の戦車)」 | 甲本ヒロト | 甲本ヒロト | |
06. | 「ダセー」 | 真島昌利 | 真島昌利 | |
07. | 「見送り」 | 真島昌利 | 真島昌利 | |
08. | 「死人」 | 真島昌利 | 真島昌利 | |
09. | 「彼女はパンク」 | 甲本ヒロト | 甲本ヒロト | |
10. | 「ガンスリンガー」 | 甲本ヒロト | 甲本ヒロト | |
11. | 「21世紀のフランケンシュタイン」 | 甲本ヒロト | 甲本ヒロト | |
12. | 「ガタガタゴー」 | 真島昌利 | 真島昌利 | |
13. | 「笑ってあげる」 | 真島昌利 | 真島昌利 |
知らない人のために一応説明。ハイロウズは、元ブルーハーツ、現クロマニヨンズの甲本ヒロト、真島昌利の二人がやっていたバンド。
この「バームクーヘン」はTHE HIGH-LOWSの4枚目のアルバム。
ハイロウズの作品の中でも人気が高いアルバムだ。
驚くべきなのは、これが自前のスタジオで、ディレクターやサウンドエンジニアなども入れず完全にメンバー5人だけで作ったアルバムということ。
こんなレコーディング技術をもってるのは真島昌利なのか、それともベーシスト?ドラマーによるものが大きいのか?
ミックスのバランスが良く、ヒロトの声にも迫力がある。
ミックス作業は感覚派の甲本ヒロトではない気がする。確かなレコーディング知識と技術がないとこう上手くはいかないのは自分の経験上分かる。
ラジオのインタビューによれば、ドラムの録音は各ドラムの前にマイクを立て、ギターやベースの音はアンプの前にマイクを立てて、甲本が「まわすよー」と宣言して録音を開始して、いわゆる一発録りで録音したらしい
(ヴォーカルおよびリズムギター等ごく一部のみ別録り)。
それを聞くと俺も自主制作にやる気が出てくる。自分でもここまで出来るんではないだろうかと(笑)
さて、曲についてだが、
ヒロト、マーシーが好きだからこそハッキリ書くが初めて聴いた時はあまりぱっとしなかった。
1曲目の「罪と罰」は文句無くかっこよく、好きなのだけど他の曲は「ああ、後期のブルーハーツみたいだな。ブルーハーツは好きだったけど俺がハイロウズに求めてるのはこれじゃないんだよな…」
という感想だった。
俺がハイロウズに求めてたものはアルバム「tigermobile」に収録された「相談天国」や「ロッキンチェア」、「俺軍、暁の出撃」のようなふざけたような歌詞で、まるで「ロックはこうでないとイケナイ」と型にはめようとする大人(評論家ぶってる人)をからかいながら「負けねえぞ」と言ってるような爽快なナンバーだったからだ。
ただ、その俺の考えもハイロウズを勝手なイメージで作り上げてるものに過ぎないが。
このバームクーヘンは何度か聴いていると、次第にハイロウズらしさが分かってきた。
自分たちだけでレコーディングしたからメンバー全員の良い部分が上手く録れたのだろうか、一人一人の音が小細工、加工無しの音で生々しい。迫力あるブルースハープがこんなに聴けるのはやはりハイロウズだ。
そして相変わらずヒロトの歌声はロックだがとても聴きやすいという魅力がある。
ロックバンドを聞き慣れてない人の耳にもすっと入っていく。
とても分かりやすいメロディーに聴きやすい声、歌詞の言い回しも難しい比喩などは無く分かりやすい。
だけど優しいだけではなくしっかり俺の大好きなヒロトのメッセージの弾丸が込められている。
三曲目の「二匹のマシンガン」は言うまでもなくヒロトとマーシーの事だろう。こうやってお互いのことを歌にしてもヒロトならかっこよく恥ずかしい感じにはならない。
真島昌利の「ガタガタゴー」も良いアクセントになっている。
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自分のバンドBugabooです。
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