この不況の中で、世の中の大半の企業が厳しい競争にさらされ、業績悪化、さらには倒産していってしまっています。
不況の中では、致し方ないと言えばそれまでですが、最悪の状況を食い止めた1つの事例
ある製造業者
2007年までは右肩上がりで業績を伸ばすが、08年に主要販売先が会社更生法が適用され、取引中止。さらに11年の東日本大震災で、もう1つの主要販売先との取引が中止に。
このままいくと、上記2社に販売していた数量がそのまま余剰となり、余った製品は廉価販売を余儀なくされ、業績悪化は誰が見ても明らか。
しかも、上記2社にかわる販売先の開拓には時間を要するため、販路拡大による回復は期待できない。
重大な経営危機に直面したこの企業が選択した対応策は、販売数に見合うように仕入数を減らすことで、廉価販売を回避して、目先のところの止血をすることでした。
仕入数を減らすこと=生産数を減らすことは、生産効率を追及してきた工場にとっては、避けるべきが常で、既存仕入先などとの軋轢が生じたりするため、決断にはとても勇気がいることですが、この会社は、会社存続を第一と英断したのです。
販路拡大がなかなか上手くいかないときは、このようにして売りに合わせたもの造りに立ち返ることが、必要となります。
これは、The Goalに書かれている「制約条件の理論」にも則った対応 策だと言えると思います。