こちらに来て
ステージが全体的に少し斜めになってしまっています。
回転していると一定方向に寄っていきます。
それはそれは
ステージさんはご機嫌斜めです。
そんなステージさん、一昨日はもっとご機嫌斜めになりました。
ショーが始まり、自分の出番前のストレッチ中に、
ステージマネージャーのキットが僕のところにやってきた。
キット「ちょっとステージがおかしいの！！」
僕の心の声（いつものことじゃないの？？）
キット
「ステージをアップダウンしていたらめっちゃ変な音がなったのよ！
だからステージが斜めになってる可能性があるの！
ヤスの演技始まる前にチェックするよ！
もし大丈夫ならステージ横にいる大道具のオリバーが親指上げる！
ダメなら下げる！ダメな場合演技やめて！！」
そう言って、行ってしまった。。。
おいおい。。。いつも以上にステージさんはご機嫌斜めになられているじゃないか！！
って言うか、僕は演技の始まりはマスクをしてフードを被っているからかなり視界が狭い。
その状態を把握してのことか？？
親指 は見えるのか？？
一応出番直前に視界が悪いからしっかり指出してね！って頼んだ。
僕のアクトの音楽が始まり、舞台に上がった。
ものすごい狭い視界の中で指を探した。
演技をしながら親指を探した。
でも、、、
見えない。。。
見えない。。。
どこにも。。。
って言うか、オリバーすら見えない！！！！
これは演技をするべきか？しないべきか？？
いつも以上にステージが歪むとということは、張り出し部分とステージに段差ができて、
確実に舞台から落ちてしまう。。。
かなりの選択を迫られた！！！
変な汗、出てきましたよ！どんどん！！
音楽もどんどん進んでいく！止まらない！！
待てよ？？
音楽止まらないということは、異常なしか？？
僕はそう思って演技を続けた。
不安で心臓バクバクですよ！！！
３０秒が過ぎたあたりでオリバーが見えた！！
よし！
指は？？？
オリバーの手は綺麗に膝の上にあった。。。。
どっちやねん！！！！
もう、笑けてきた。
変な汗と、極度の緊張、そしてなぜがワクワクすらしてきた。。。
結局どうにかこうにか演技を終えることができた。
終わってからオリバーに、「指見えへんかったよ。」
って言ったら、
オリバー「そうやな、視界めっちゃ悪そうやったもん！」
って、
おい！！！そこまでわかってるなら
なんとなく指を上げ続けといてや！！！
しかし、この事件で大きな発見をした。
僕は、Mではない。
かなりのMであろう！！
文字通り崖っぷちに立たされて、ワクワクしてしまった。。。
でも二度と同じことは起こらないでほしい。。。
そんな僕のために、思いっきり叩くように。。。ぽちっとしてね↓
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