無事にモントリオール公演が終了しました。
この街は、僕にとって夢にまで見ていた街でした。
いつかここを訪れて、サーカスの本場に触れ、自分の成長の糧にしよう!!そう思っていました。
そんな街で、まさか自分が舞台に立てるなんて!!
思い描いていたことを本当に具体的に「現実のこと」のように想像して考えていると
それは実現する!!!
そう信じてきましたが、
そう信じてきましたけど、
まさか実現するとは!!!
まだまだ、夢のようです。
公演だけでなく、
ナショナルサーカス学校でも練習することもできました。
サーカス学校での練習風景の写真は。。。。
練習に集中しすぎて、、、、
一枚も撮ってない!!!!
サーカス学校の校舎
ちょっと真面目な話ですが、
練習中の出来事を一つ聞いてください!
こんな素晴らしい場所で練習ができるなんて一生ないかもしれない!!
そんな気持ちでナショナルサーカス学校で練習をしていました。
ここでは誰でも練習できるわけではありません。
1年以上、主なサーカスに在籍していたという証明。
もしくは、
直近10件以上のパフォーマンスの契約があった人。
練習するだけでも大きな壁があります。
練習するだけでも貴重な経験になります。
だから、毎回、公演で疲れていても、なんとか踏ん張って練習していました。
そして、、、
練習できるのもあと3日だけ。。。となった日。
(しっかりと集中して練習や!!)と思って学校の練習場に行くと、
なんやら大きな器具を使って、大掛かりな練習をしている男女の2人組がいました。
大きな鉄棒みたいな土台の上で、男性が女性の足や手を持って上下に振り回して空中に投げてまたつかむ。。。まぁ、そんな感じのアクトです。日本ではめったに見られません!!
生で見られるのも良い勉強やん!!
そう思ったけど、
『なんやねん!!こんなに場所取たら俺の練習する場所めっちゃ狭いやん!!』
とも、心の中で叫びました。
貴重な時間だからこそ、
有意義に練習したい!!
そんな思いで、
狭いけどなんとか集中して練習しました。
1日目が終わり、その次の日、
ここで練習できるのも
あと2日しかない!!
ちょっと焦りながら練習場に入ると、
またあの二人が大きくスペースを使っていて、、、、
一瞬またムッとしそうになりましたが、そこはちょっとこらえて練習していました。
『この自分のスペース、僕らのめっちゃ狭い舞台EMPIRE>>>ショーの舞台と比べたら3倍はあるやん?』
自分に言い聞かせながら。。。
すると、
その二人が何か困っていました。チェーンが絡まり器具が動かない。。。
僕は、何もできないけど、駆け寄り支えるのを手伝いました。
何度か手伝っていると、
二人は、なんとなく僕に心を許してくれるようになり、
「もう一回手伝ってくれる?」
「音楽使いたいからボタン押してくれる?」
って、、、、
(あと2日しかない、というか、次の最終日を入れても3時間半しかないのに。。。)
そう思いながら、
他の演技を見るのも勉強や!!
めった自分に言い聞かせながら手伝っていました。
そしてここで練習できる最終日、
今日こそはもう少し広いスペース使いたい!!
練習場に行くと、
(やっぱりいるやん!!!)
あぁ、今日もあんまり大きくは回れへんなぁ。。。
そう思いながら、また彼らの音楽の音出しや、器具の設置などを手伝いました。
他に練習に来ている人が手伝っても良いやろうし、
まぁ、貴重な時間を使って手伝う必要もないやろうけど手伝いました。
すると、
僕が来て1時間もしないうちに彼らは練習を切り上げました。
(やった!これで最終日1時間だけやけど大きく回れるやん!!)
そう思っていると、彼らが来て
ヒゲの男の人『邪魔やったやろ?ごめんな、俺ら明日本番やから今日は早めに切り上げるねん。練習がんばりや。』
って、
僕は、彼に聞きました。
「おもろい演技見れたし良かったよ。ところで名前聞いてなかった。教えてくれる?」
ヒゲの男の人「実は俺もホイールやってるねん!名前はアレクサンドレア。」
あれくさんどれあ??
え??
もしかして、
あのアレクサンドレア??
今、シルホイールの世界で知らない人はいない!
アレクサンドレア!!
そう、その彼だったんです!!!
ヒゲ生えてたし、違うアクトの練習してたし!!
まったくわかりませんでした。。。
そして彼は、
「練習手伝ってくれたお礼と言ってはなんやけど、、、」
そう言って、このあと予定があったにもかかわらず、少し教えてくれました!!
僕が一番苦手で、練習方法すら分からない技を!!!
たった10分間でしたが、
この10分間は、僕が闇雲に練習する2週間分の練習量はありました!!
一生できないかも?そう思っていた技の糸口が見えました!!!
アレクサンドレア!それからラートの神様!
ほんまにありがとうございました!!!!
出会いは、偶然半分、必然半分。
その偶然を必然へと変えていくカギは、
いつまでも情熱を燃やし続けることと、
相手を思いやる気持ちだ。
高校の時に
僕の尊敬する大学の教授が
僕が、彼の滞在先に失礼にも無理やり訪ねたときに教えてくれた言葉です。
(あのときは失礼しました。)
あの言葉の意味って、こういうことやったんかな?
なんだかそう思った今回のモントリオールの出来事でした。
サーカス学校の外には、一面めっちゃ綺麗な花が咲いていました。
僕の心にも。。。出会いの花が咲き乱れたモントリオールでした。
おわり。
おいおい、最後に何キモいこと言ってんねん!!。。。。の。。。
ぽちっとしてね↓
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本日の関連サーカス学校は。。。
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ブリスベンでロープで覗き>>>
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の、
3学校です!!お楽しみに!!!