そもそも、CYP2D6遺伝子検査を受けようと思ったのは、あまりにもホルモン療法が「快適」だったからでした。
私は生理が重かったため、リュープリンで生理を止めたら体が軽くなったように快適でした。
タモキシフェンの副作用として思い当るのが、視力の低下(でもホルモン療法以前から老眼は始まっていました)、頻尿、ぐらいでしょうか。
よく言われるホットフラッシュ、体重増加もありません。
私、マゾっ気があるみたいで、楽な状態だと、辛いことを探すみたいです・・・。
CYP2D6遺伝子で注意と出たので、タモキシフェンの処方受診時に主治医に報告し、薬を変えられないか、または増量できないか、を相談しました。
主治医の回答。
・CYP2D6遺伝子での「注意」は検査機関が正しく結果を出せなかっただけ(というようなニュアンスのことを言われました)。
そんな曖昧な結果のために薬を変える必要はない。
・トレミフェンはタモキシフェンに比べれば実績はない薬。ぼくとしては勧めない。
・タモキシフェンの増量は実例があまりない。西洋の大柄な人ならまだしも、小柄な日本人には副作用がどうでるかわからない。
というようなことを言われ、まあ却下されました。
私の迷走は主治医との相性も関係していて、いかにも外科医というサバサバした彼に腫瘍精神科のようなケアは望めそうになかったのでした。
副作用がないのだからラッキーと思えばいいのに、副作用がない→効いていないという思考から抜け出せずに、何か追加の治療をした方がいいのではないか、という強迫観念にとらわれていました。
この時期にゾメタを予防で投与すると再発率が下がるという記事を見かけ、この補助療法としては標準外の治療を行ってくれるという千葉のクリニックに連絡をとってみたりしました。
結局、渡英の話が出て、継続できそうになかったので、やらなかったのですが。
そして、2月に受けた成人病検診の結果がさらなる追い打ちをかけることになるのでした。