久しぶりに辛いことあったので、どこかに気持ちを吐き出したくて記事を書きます。

 

ゴールデンウィークの最終日、主人が突然「海外にいく話があるんだけど、どうかな」と言い出しました。

なんと、海外の大学院の試験を受けて、合格通知を受け取ったというのです。

最近、やけに英語の勉強に力を入れているな、と思ったのですが、まさか海外留学を考えているとは思いませんでした。

 

しかしならがら、私はホルモン治療中の身。タモキシフェンは世界共通の治療とは思いますが、リュープリンはどうなんだろう? 

受けられるとしても、日本の医療保険(社会保険)は使えないから費用はどうなるのか?

 

術後1年検査結果を3日後に控えてました。

この日の受診日に再発防止のためのゾメタ投与を主治医に掛け合おうとしていたのですが、そんなこと、この突然の渡話で吹っ飛びました。

ゴールデンウィーク明けの混雑した病院、大量の患者をさばくためにかなりざっくり診察の主治医に、海外に行く場合、治療はどうなるのか尋ねたところ、海外に行くのは構わないが、日本と同じ治療はできないかもしれない、海外の病院は紹介できなから自分で探してもらう、実費になるので費用は高い、たいていの人は一時帰国して日本で治療を受けている、ということでした。

がん支援センターの相談員の方にも協力してもらって、海外での治療継続についてどこか相談できるところはないか調べたが、そうした窓口は特にないようだった。

 

留学中は主人の社会保険も失効してしまうので、一時帰国した際は、国民健康保険に短期間加入して治療を受けることになる。そもそも、その間、子供はどうするのか??

 

最初は海外でも都市部に行くのだから治療継続もできるだろうと楽観的だった主人もだんだんハードルの高さに気付いたようだった。

 

主人と子供は留学用の海外保険に入れるが、私は入れない(入れても、乳がんの治療は保証外になるだろう)。

短期間の渡航は大丈夫だか、私が長期にわたって渡航し治療を継続するのは難しい、ということがわかってきた。

 

ひとりで留学準備を進めた主人も主人なのだが、私はこの病気になっていなければ、きっと家族帯同での留学は実現できただろう。

実際渡航するまで短期間で準備をしなければならなくて大変で、家族が何度となく不機嫌になっただろうけど、渡航はできたと思う。

 

もちろん主人が単身で行く、ということも選択肢のひとつ。

長いお休みに子供を連れて遊びにいくだけでも十分。

 

と考えようと思うのだが、やっぱり落ち込んでしまう。

主人がすごく落ち込んでいるから。

 

この病気になって、辛い思いをしたことは色々あったけれど(がんになる前に!という保険のキャッチコピーを目にしたり、無責任な検診医の「PETは受けておいたほうがいいよ~」という不安を煽るだけのアドバイスをもらったり、いろいろ)、今回も結構凹んだ。

 

サバイバーって何なんだろう?

サバイバーって言いながら、閉ざされてしまうものがたくさんある。

閉ざされたまま、この先、なんとかやっていくのかな。

 

病気になったことを悔やみ続けることは自分の人生を自分で損ねてしまう。

そんなことはしなくないから、前を向いていたいけれど、

今回は久しぶりに落ち込んでしまった。

 

術後一年検査は、無事クリアしました(^^;)