★ウェルネス・タッチケア~ふれることで伝わること | 加倉井さおりのウェルネスな毎日を

加倉井さおりのウェルネスな毎日を

より健康に、より元気に、より幸せに
毎日をイキイキと輝かせていくために

これまで、保健師として活動する中で、母と子の支援を
ベビーマッサージ教室や相談などを通じてやってきました。
私がお伝えした親子は、累計すると1000組近くなるかもしれません。

女性は母性があるのだから、子どもを産めば、みんな母になる

と当たり前のように考えている人もいるかもしれませんが
決してそうではないのだと、様々なケースを見てきて思いました。

生まれてきた我が子をかわいいと思えない
産後うつで、育児がうまくいかない
泣くわが子にどう接していいかわからない
どうあやしたり、抱っこしていいかわからない

そんな母親をたくさん見てきました。

母性は、育まれるものだと実感しています。

赤ちゃんに優しくふれることで、笑顔になったり、喜ぶ姿に
母親も癒され、可愛いと思える
スキンシップを通じて、赤ちゃんが何を言っているか
分かってくるようになる
そうしながら、母性は育まれていくのだと思います。

そして、やさしいスキンシップは
肌を通じて、深く、記憶に残ります。

「自分は愛されるべき存在なんだ」ということを
肌の記憶を通じて、深い自己肯定感に繋がるのです。
人が、自分らしく生きていける大切なベースです。

成長期の子供たちもそうです。
我が子たちは赤ちゃんのころから、マッサージやスキンシップ
遊びをしたり、添い寝をしてきたせいでしょうか
中学生になっても小学生になっても
「お母さん、疲れたから、マッサージして」と言ってきます。
今も、毎晩、マッサージ大会です(笑)
私もやってもらいます。

大人もそうですね。
パートナーと、抱きしめ合うことや
友人と握手やハグをすることも
言葉以上に「あなたを大切に思っていますよ」が伝わります。

病気をして、介護が必要となる老いた親も
子どもに手足のマッサージをしてもらったり
やさしく介助してもらうことは
人間として、最後まで「愛されている」ことを実感できることで
人としての尊厳が保たれる、とても大切なことだと思います。
私は、母の介護を通じて、それを深く、感じています。

人が生まれてから、老いていくまで
やさしくふれることで、人間として最も大切なものが伝わるのだと
私は信じています。
そして、誰もがみな、それを本当は望んでいるのです。

加倉井さおりのウェルネスな毎日を

弊社では、「WOMANウェルネスプロジェクト」の中で
これまでの経験とスキルをもって、
「ウェルネス・タッチケア」という名称でこの
「誰もが皆、愛されるべき存在」であること
そして、自分を愛することができる、自己肯定感を高めることが
できるプログラムを提供していくことにしました。

このことを伝える人材育成として講師養成講座、
またウェルネス・タッチケア体験講座も開催しました。

また、追ってブログで、ご報告させていただきます。