今日は磯子区役所での講演会を担当しました。
「介護しているあなたへ・・・聴く・話す・分かち合う体験」
というテーマでした。
今回は前半、私自身の母の介護体験をお話させて
いただきました。
公の場で、母の介護体験をストーリーとしてお話させて
いただくのは初めてでした。
そして、介護を通じて失ったもの、得たものについても
お話ししました。
いろいろなことを思い出し、声がつまり、私も涙があふれ、
参加者の方も涙しながらで聴いてくださる、そんな講演会
でした。
同じ介護体験をしたもの同士だからこそ、分かり合えること
があります。
介護している時というのは、先の見えないトンネルに入った
ような状態だと思います。
でも、同じ体験をもつ人同士で「聴く、話す、分かち合う体験」を
することで、感情を手放し、気持ちが軽くなったり、また前に進める
気持ちになったりしていくことができるのです。
後半は6人くらいのグループになり、皆さん同士で、
「聴く・話す・分かち合う体験」をしていただきました。
先日ピアカウンセリングの研修を受けた、区役所のスタッフ
包括のスタッフの方々が各グループに入っていただきました。
1時間、その時間を設けましたが、まだまだ皆さん話をしたい
様子でもありました。
介護している皆さんが、今後、各地区にあるケアプラザでの
介護者のつどいなどで、「聴く・話す・分かち合う体験」をしながら
ご自分が元気に過ごすことにも役立てていただけたら・・・
そう思っています。
時間をつくってきてくださった参加者の皆さん、
たくさんのサポートをいただいたスタッフの皆さん
心から感謝です。
ありがとうございました。