信用取引の費用についてとても分かりやすく書かれている記事があったのでご紹介。
「菜々子と彩の株式投資勉強部屋
」の「信用取引⑨ 信用取引のコストと収益 ~まとめ~
」他
■ 要点
信用取引は現物取引より多くの費用がかかる。
つまり通常の取引手数料以外に、金利や貸株料(品貸料)がかかる。
・信用買いの場合にかかる費用
「日歩」・・・(証券会社からお金を借りているので)証券会社に支払わなければならない金利
※信用売りの場合には(証券会社に売却代金を預けているので)証券会社から受け取れる金利
・信用売りの場合にかかる費用
「貸株料」・・・証券会社へ支払わなければならない株のレンタル料
「逆日歩」・・・証券会社が貸せる株が不足した場合にのみ発生
証券会社が証券金融や機関投資家から株を借りるために彼らに支払っている
レンタル料を間接的に負担するレンタル料 (品貸料とも呼ぶ)
■ 追記
「日歩」と「逆日歩」というは表現は「対」になっていますけど、感覚的実態では2つの意味で
「対」にはなっていません。
1.「日歩」は、現金に対する金利であるのに対し、「逆日歩」は、株に対するレンタル料です。
「逆日歩」も○○%という形で表示されるので、金利と混同しがちですが。
(TUTAYAのようにCD=△日当たり○○円という形ではありません。)
金利は現金のレンタル料といえば確かに「対」かもしれませんが、感覚的にはしっくり来ません。
あくまでレンタル料とはCDや自動車のような「モノ」を借りる対価として払うお金だというのが
通常感覚だと思います。一方、「カネ」を借りた時に払っているお金は、「カネ」の対価としての
お金ではなく、「時間」に対する対価となるのではないかとも思うのです。というのも「カネ」を
カネで返せる見込みがあるからこそ借りている(られる)わけで、時間がたてば(当然、カネを
借りたからこそカネが生まれるケースもありますが。)借入者もその同額のお金を手にできる。
なのに借りるわけです。ということから「金利」というのは、「カネ」のレンタル料というよりは、
時間の消費価格になるのではないかと思ったわけです。
ややこしくなりましたが、要は「日歩」と「逆日歩」は「対」とは言えないと言いたいわけです。
「日歩」なんて言い方をやめて、「カネ」を借りた時に払うお金はあくまで「金利」、
「モノ」を借りた時に払うお金はあくまで「レンタル料」として表現する方が、感覚的にも
本質的にも整合的だと考えられると思います。一方、「逆日歩」は、金利と混同しないよう
に株(モノ)のレンタル料とわかるような表現の方が望ましいと思います。
2、「日歩⇒信用買い」で、「逆日歩⇒信用売り」という対称関係ではありません。
費用面に限って言えば正しいですが、費用・収益を含めた総合的観点でいえば正確では
ありません。「日歩」は「信用買い」の場合には費用となり、「信用売り」の場合には収益に
なる金利となり、両者に関係してくるものだからです。
上でも述べましたが、実態を誤解させてしまうような信用取引の用語は、イチ一般投資家から
すれば是正して欲しいと思うところです。会社法や証取法(金融商品取引法)も実態に則して
変えていこうという時流ですし、併せてこの点についても実態に合う表現に変えてくれたら有難
いです。 (ex:日歩=支払/受取金利、貸株料=借株料、逆日歩=上乗せ借株料などのように。)