決勝レース出場も視野に入り、最後の締めくくりとしては申し分の無い大会に


なりそうである。


宮崎がいない今、私は皆が心の奥底で、本当の本当のところは


どんなことを考えてレースに臨むのかかが知りたかった。


また、宮崎の言葉について本当はどんな解釈をしているかを知りたかった。


解釈などするまでもないシンプルな言葉であることは百も承知であったが、


もし、そこに僅かな余地があり、解釈次第で少しの幅を持つならば、


今、私はつまらないことで悩んでいるのかもしれない。


今回私は途中でつまづきたくないし、決勝レースで勝ってメダルも欲しい。


メダルを取るためには自己ベストが出なければ難しかしいのだ。


マリーンや杏はこんなことで悩まないのだろうな。


別に約束したわけじゃないけど、


私は宮崎との約束を破りたくて仕方なかった。


いや、既に破っていた。


今さら破っているのか、どうなのか。


なんか、すごく自分が幼く思えてきてしまった。


今はつまらない悩みが全部去ることを願うばかりだ。