ひっかけた指でタイルを蹴った。


体は斜め前方へ浮き、


ワンテンポ遅れるようにして、両腕を後ろへ振った。


肘は折れ曲がり、背中のラインを越えた。


足の裏は真夏の空へ向き、無意識に膝も曲げてていた。


体が最高点に達した所で首を下へ曲げ、


2本の上腕で両耳の裏を挟んだ。


曲げていた足を真っ直ぐ後ろへ突き出すと、


勢いにまかせて頭から一気に突っ込んだ。


今日の水はひんやりしていて気持ちが良さそうだ。