インターフォンが鳴り、ニノが開いてるよ、と対応した。
入って来たのは、ジュンとトーマ。
トーマが大きな鍋を両手でぶら下げていた。
「ジュン特製、めんつゆ到着だよ!」
6人で過ごした時間はあっという間に過ぎた。
除夜の鐘が鳴り始める頃まで。
年越しはそれぞれ大切な人とだけ過ごそう、とお開きになった。
「サトシ、そこに段差があるから気をつけて」
少し酔いが回ったサトシは足元が心もとない。
サトシもそれを自覚してるのか、差し出した腕に腕を絡める。
「んふふ〜楽しかったね。
今年は一年、しあわせだったなぁ。
ショウといっぱい過ごす時間があったし」
一段一段、慎重に階段を登る。
玄関に入ると、留守にしてた数時間で家の中の空気が冷えきっていた。
リビングのエアコンを点ける。
部屋が温まるまでは、風呂も入れないかな。
腕を組んだまま、サトシと二人。
ソファーに座る。
サトシが組んだ腕に力を入れ、頭をもたせかけてきた。
「来年はもっとしあわせな年になるかな?」
「そうだね。しあわせな年にしたいね」
「ね・・・ショウ?
とりあえず・・・今夜。
二人でしあわせにならない?」
サトシの腕が首にも回った。
口唇がお互いを求めるように触れ合った。
二人でしあわせを感じている間に。
いつの間にか年越しをしていた。
☆★
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
やっぱり年越しちゃいましたね(笑)
この二人、いつもベタベタしてる気がする・・・
きっとスキンシップが好きな二人なんでしょう!