マフラー | 嵐の勿忘草

嵐の勿忘草

忘れたくないけど忘れてしまうこと
忘れたいけど忘れられないことでも






「もう!智くん!外寒いんだから!
もっと、ちゃんとあったかくしないと、風邪ひくよ!」

「ん~~?」

「そんな生返事して。
ほら、こっち向いて」

「ん」

「ほら、マフラー巻いてあげるから」

「ありがと」



そんな、かわいい顔しちゃって。
マフラー巻いた報酬として

突き出してる唇をもらった。




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分かってるの。
僕が薄着で出かけようとしたら、翔くんが世話焼いてくれるって。
それがしてほしくって。
わざわざ、薄着のまま、翔くんに行ってきます。
って、言うんだ。

今日も。
マフラーをね。
ああでもない、こうでもないって。
何回も巻き直して。


出かける前の仕上げ。
ちょっと、ねだるみたいに。

翔くんの唇見て。
待ってたら。


ちゃんと、仕上げまでしてくれた。



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これ・・・ここの記事で前に上げたものです。
誰が読んでたんだろう?
と、いうような時期に。
記事は削除したんですけども、ワードのファイル整理したので、ついでに再アップしてみます。
この画像、ホントすき(笑)