年度替わりで忙しく、またもや長期間更新できませんでした。
少しずつ生活も落ち着いてきたので、徐々に再開できたらと思います。


さて、2月末から3月の頭にかけて、バリ島に旅行に行ってきました。


旅の大きな目的は2つ。

 ◆ 完全プライベートで旅行すること
 ◆ ホテル滞在を楽しむこと

前者は、筆者の海外の滞在はほとんど全て出張によるものだったため、仕事で来ることのない場所に休暇を取って一度行ってみたかったのでした。

後者は、以前投稿したLHW(リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド)の無料宿泊の期限が迫ってきたため、良い使い道がないか検討してのことでした。
また、普段海外では観光しすぎて疲弊する傾向にあるため、今回はホテルでのんびりするという過ごし方をしてみるコンセプトを考えました。


航空券はANAのビジネスクラス特典航空券でジャカルタまで、ジャカルタからデンパサールまではエアアジアで往復しました。
ANAは4月25日からガルーダ・インドネシア航空とのマイレージ提携を開始したので、直行便で行けるようになりました。


そしてメインとなる宿泊に選んだのは、「The Legian Bali」。


バリ島には4つのLHW加盟ホテルがありますが、今回は時間の都合上、内陸のウブド等には行かず、海辺でスミニャックやクタ等の繁華街に近く、評判も高いこちらにしました。

今回は旅行記というよりホテル紹介になってしまいますが、いくつか写真を載せたいと思います。



まず、ホテルの敷地に入る時に必ず車のセキュリティチェック(爆発物探知機のようなもので車を一周する)を受けます。

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エントランスで車を降りると、すぐに数人で出迎えに来てくれました。
(写真はホテル内部から撮ったもの)

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名前を伝えてチェックインをお願いすると、広いロビーでしばし待つことに。

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待っている間にウェルカムドリンクとしてジンジャーティーが供されました。
マドラーのようにあるのはレモングラスの茎。
熱帯の昼下がり、とても爽やかな気分になりました。

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チェックインの際、LHW加盟ホテルの利用について礼を言われました。
LHWはこれに関してかなり気をつけているようで、徹底されていますね。

さらに、マネージャーから直々の挨拶。

それから、日本人スタッフの岡野さんの紹介と、部屋についての説明。
無料宿泊が含まれているのにもかかわらず、何とスタジオスイートから1ベッドルームデラックススイートにアップグレードしてくださいました。
しかも最上階の3階(日本の4階)にアサイン。
眺望と虫の心配が少ないとの情報から、上の階を希望していたのでした。

このような高級なホテルやレストランに言えることですが、とにかく希望があれば事前に伝えておくことが、素敵な滞在にする上では重要なのだなと実感した次第です。
今回はLHWでの事前希望(タオルの追加や枕の好みなど)に加えて日本人スタッフさんがいらっしゃることもあり、事前にメールでのやりとりで旅の目的と希望を伝えていました。

今回の滞在では、ホテルのホスピタリティの高さのなせる技かとは思いますが、ほぼ完璧に応えてくださって大変感銘を受けました。



1ベッドルームデラックススイートは、寝室の他にダイニング、リビング、テラスがあるゆったりとした空間。バスルームも他の部屋と同程度の広さがあり、動線もよく使いやすかったです。


リビング(光の加減で夜に撮りました)

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寝室

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バスルーム

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テラス

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雨季の終わりではあったものの、滞在中は概ね天気がよく幸運でした。



チェックイン時には、部屋に軽食が用意されていました。
(奥にあるのは記念日として用意してくださったケーキです。)

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ウェルカムフルーツ。

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他にも、スナック菓子が常時数種類(清掃時に補充)と、毎晩チョコレート等のお菓子が用意されていました。



インフィニティプール。

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途中でアフタヌーンティー(16~18時で提供)をいただいたりと、今回の滞在ではとにかくのんびりと過ごしました。



町に出た時の一枚。トラックの荷台に沢山の人が。

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また、青い色のタクシーが写っていますが、こちらが公認のタクシー会社・ブルーバードタクシー。ホテル等で手配すると、この会社のタクシーが来ます。

他に非公認のタクシー会社もいくつかあり、少しロゴが違っていたり車の色のトーンが違っていたりと、明らかに観光客を狙ったもの。

特に夜、町中でタクシーを拾う時は見極めが非常に難しく、もし間違って乗ってしまうと、まず間違いなくメーターを使わず値段交渉になります。
250円程度で済むところを300円とか400円といった程度で、さして痛手にはなりませんが、不快になるのは事実。
そして、相場感覚をつけておいて交渉する必要があるところが面倒です。

この点非常にアジアっぽく、個人的にはそんなに悪い気分にはなりませんでしたが、ホテルで過ごしている時の空気感と対象的でした。



さて、もう少し、ザ・レギャンで撮った写真を紹介します。


プールから夕暮れの海を望む。

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ホテルのメインダイニング「ザ・レストラン」でいただいた「アヤム・べトゥトゥ」。

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鶏肉をスパイスとともにバナナの葉で包み、蒸した料理で、バリ島の伝統料理だそうです。
これがびっくりするくらいおいしかったです。

「ザ・レストラン」のエグゼクティブシェフは、著名なDorin Schuster氏だったのですが、滞在した時にはすでに新しく開業するザ・リッツ・カールトン バリに移ったとのこと。
シェフはすでに後任のLuke Macleod氏になっていたものの、いただいた料理はシュスター氏のものを踏襲していたようなので、入れ替わる狭間の貴重なタイミングだったようです。



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夜景と波の音に包まれながら、バリ島の滞在は最高のものとなりました。
先日更新した南フランスに行った時の出発日について、参考になることがあるかもしれないと思い、今回取り上げてみます。


その日の午前は、台風26号が関東に最接近していました。


フライトはNH209便成田発フランクフルト行き。出発時刻は12時。

筆者は電車で向かう予定でしたが、JRも私鉄も早朝から運転見合わせ。
重いスーツケース等を抱え違う路線の駅に移動したりするも、結局11時頃まで電車は動き始めず。
こういう時のためにこそ、荷物宅配サービスは重要かもしれませんね。


結局埒が明かず諦め帰宅。

ANAプラチナデスクに振替依頼の電話をする(10回くらい通話中の後つながりました)と、オペレーターからの回答は、何と当初の出発日から4日後の便。ヨーロッパ内での乗り継ぎが非常に混んでいるとのことでした。
この時は出張の予定が台無しになることに思わず血の気が引きました・・・。

さすがにそれでは困るので、まずは翌日のミュンヘン便のみ確保し、普通運賃でニースまでの片道航空券を買うために職場に電話をかけたりしていました。この日が平日で良かったような悪かったような。


そんな感じで自宅で愕然としていると、ANAから出発時間が13時に遅延する内容のメールが届きました。

その瞬間、一縷の望みに託して自宅にタクシーを呼んで、成田空港まで向かうことにしました。便の変更は無視して、カウンターに行けばなんとかなるんじゃないかと思ったためでした。

台風で多忙の中呼び出されたタクシーの運転手さん、とても高い運転技術で、12時半過ぎに成田空港の1階に到着。ただエレベーターで上がればいいだけなのに、4階の出発カウンターへの道は長蛇の列でした。イレギュラーの時にはこういうおかしな光景が見られるんですね。

車中ではプラチナデスクに再変更の連絡をしたのですが、もはやシステム上はアクセスできないようで、「カウンターに行ってみないとわからない」との回答を得ました。空港内と航空会社からのアクセスでは運用システムが違うようですね。

つまり、このような状況では空港での調整が非常に重要ということ。


そして出発カウンター(Aカウンター)に着いたものの、予想通りの大混雑。
あまりの混雑にグラウンドスタッフの方が並んでいる人を随時Zカウンターの方に間引きしている状態でした。確かに、この時だけはZカウンターを使えたらどれだけ精神的に楽だっただろうと感じました・・・。

待てども待てども自分の順番は来ず、タクシーの素晴らしい運転の甲斐なく出発時間の13時に。
すると、空港内のアナウンスで出発時間がさらに13時半に遅れるとのこと。
まだ望みはつながっている気がしました。

そして13時10分頃、ようやく自分の順番に。
自分の予約の状況を伝え、カウンターの方があらゆるところに電話をかけ始め、10分くらいしたところで、「えっ、そうなんですか?」という会話。

その瞬間、手元の端末を素早く操作し始めました。

結局、出発は14時半に再度変更されたようで、13時過ぎに無事チェックインできました。
さらに混乱の中で出発は遅れ、結果的には16時前に。
何とラウンジで各所に連絡したり一息つく時間までありました。


前提としては、午前中に台風が最接近という状況で12時出発というある種無謀な(搭乗者が到着できない)時刻設定をしたANAが最もオペレーションとして問題だったと思います。
最初から16時出発であれば電車も動いたわけですし、搭乗者も安心して空港に来て混乱も起こらなかったと思います。

その一方で、搭乗者の立場としての教訓としては、「便の変更は簡単にせず、旅程通りに空港に向かおうとする」ことが非常に重要であることが実感できました。
結果論ではありますが、筆者の場合、フランクフルトからニースに乗り継ぎする待ち時間も偶然5時間あったため、4時間遅れの出発でも幸運にもニースまで着くことができたのでした。
(もちろん、この時は搭乗者のほとんどが乗り継ぎできなくなり、フランクフルト空港近くのホテルに滞在になったようですが。)


タクシー代等いろいろかかりましたが、何はともあれ、翌日昼の予約を取っていた「Le Petit Nice」に無事に行けたのでよかったです。
南フランス出張の合間に訪れたもうひとつのミシュラン三つ星レストランは、モナコにある「Le Louis XV(ル・ルイ・キャーンズ)」。
アラン・デュカスが初めて三つ星を獲得したことで有名なお店で、いつか一度行ってみたいと思っていたので、とても楽しみにしていました。

今回は、ウェルカムシャンパンの優待があるということで、ダイナース経由で予約を取りました。


レストランはモナコの中心の五つ星ホテル「Hôtel de Paris(オテル・ドゥ・パリ)」の1階にあります。

エントランス
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入ろうと思った瞬間、とても軽装の方がいたので驚きました。
(ジャケット着用、ネクタイ推奨のドレスコードあり。)

中に案内されると、ほどなく氷の塊に挿さったシャンパンが目の前に。
白とロゼが選べ、白にしました。なお価格は10ユーロ(今回は無料)だそうで、三つ星レストランとしては破格だと思います。


内装
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とにかく豪華の一言!
調度品、花、各テーブルにいるクリストフルのスズメ、どれをとっても美しく、気分が高まります。

なお、個室が別にあるかと思いますが、フロアの広さはこの程度で、テーブルの数は15といったところでしょうか。
筆者が入った12時過ぎには窓際に老紳士が一人いるだけでしたが、最終的にはテーブルはほぼ埋まりました。


パン
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種類がとても豊富で、選ぶのに困るほど。
ミニバゲット、パン・ドゥ・カンパーニュ、レーズン、トマト、セモリナ、オリーブ、パン・ブラン、他は失念してしまいましたが、結局セモリナとトマトをいただいたように思います。


バター
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こんなバターの塊は初めて見ました。
スプーンで下からそぐようにすくって出されます。

この他に、直方体状の有塩バターも出てきました。

一人には明らかに過剰な量のバターが2種類も出てきて、ぜいたくな気分になる一方、パンを食べていたら料理が入らなくなるという理由でもったいないという貧乏な発想もあり・・・。


料理はランチコース「CLUB DEJEUNER DE SAISON」(145ユーロ)。

なお、このコースには飲み物も含まれるところが特徴です。
水、食後のコーヒーだけでなく、ワインも一人ハーフボトル(とフランス語の説明で聞こえた)含まれるということで、渡されたワインリストからプロヴァンス地方で有名なロゼにしました。
なお、ロゼは1種類しかありませんでしたが、白と赤は各3種類くらい選択肢があった記憶があります。全てプロヴァンス地方のものでした。

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野菜をプリントした薄いパスタ
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時系列が前後しますが、シャンパンにあわせて。
味はほとんどついていない、素材そのままのスナック。


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野菜のスライスを黒オリーブのバーニャカウダソースで
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特に何でもないようなものにも思えますが、野菜はそれぞれピンと張っていて新鮮、食べていると胃がスッキリ洗われた気分になりました。彩りも鮮やか。

なお、量がしっかりとあるので、食べるのに時間がかかりました。


魚料理
白いんげん豆のスープにマスカルポーネチーズ、オマール・ブルー他
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ホームページから見ることができたメニューのPDFを保存しておけばよかったのですが、忘れてしまったため、材料が曖昧です。

気分でオマールに惹かれて頼んだのですが、豆のスープということで少し不思議な組み合わせ。
ただ味はとてもよかったです。
素材がまとまりつつそれぞれがくっきり活きている印象。


肉料理
仔ウサギのロースト、オリーブ、ケッパー、アーティチョーク
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こちらもプロヴァンスらしい一皿。
ジビエではないようで(lièvreではなくlapinと表記)、肉のクセもなくシンプルにおいしい肉料理でした。
ソースにスパイスやハーブが効いており、塩分もちょうどよかった。


チーズ
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ワゴンから選ぶのはやっぱり楽しいですね。

なお、すでに半分以上飲んでいたワインですが、下げられる様子もなくそのまま1本空くまで注いでもらえました。ラッキー?

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取ってもらったのは、記憶に自信がありませんが、マンステール、エポワス、フルム・ダンベール、カマンベール、シェーブルを2種類、だったと思います。


デザート
ババ・オ・ラム
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ラムを10種類くらい並べて選びます。
筆者はエル・ドラドというものを選びました。
特に驚きのあるデザートではありませんが、大満足でした。


ミニャルディーズ
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コーヒーとともにフィンガーボールもやってきましたが、さすがに満腹でたくさんのミニャルディーズは包んでもらうことにしました。


結局会計はコースのみの145ユーロ。

グラスシャンパンはダイナースの優待ですが、ワインをしっかり飲んでチーズワゴンも来て、サービスも完璧。
モナコという土地を考慮すると、コストパフォーマンスの高さは素晴らしいと思います。

料理は、プロヴァンスの素材を最大限活かした実直なもので、筆者の好みにとても合っていることもあり非常に良い印象でした。
豪華絢爛な内装を見ると、一瞬どんな高価な素材が出てくるのかと思うのですが、実際は地元の素材をふんだんに使い、調理法もシンプル。しかしながら、レストランの雰囲気に負けないくらいの力強い料理を作り上げるために、ひとつひとつの過程に丁寧な仕事がなされているんだろうなと感じました。

本物の素晴らしい料理に感銘を受け、お店を後にしました。



・・・ただ、満足しすぎてエントランスで包んでもらったミニャルディーズを受け取り忘れてしまったのが唯一心残りです。