渋谷を歩いていたら、デモ行進をやっていた。

デモ行進といっても、10人にも満たない人数である。

道行く人が行進を見てはクスクス笑っているので、横断幕を見た。

≪バレンタインデー粉砕≫。

行進しているのはもちろん男性のみで、へらへら笑いながらである。

笑いながらデモすんなよ!!

ガリガリガリクソンみたいな奴が鬼の形相で涙を流しながら「モテ反対!!」

と行進していたら良かったのにと心底思った。

デモ行進するということは、本気でなにかを声高に主張したい奴が

行進するんじゃないのと。

人それぞれだから、といわれても到底納得できない。

笑いながらデモするくらいなら、家で友達と駄弁ってろと。

 

去年、こんなことがあった。

心の病気を患っている友達があるデモに参加すると言いはじめたのである。

「デモっていっても、フェスに参加するみたいなカジュアルな感じで

参加できるデモなんだよねー」

酒の席ということもあり、私はその友人をボロクソに罵倒し倒すと、

彼は泣いてしまった。心の病気を抱えてるんだから、そんなに言うのは……

と周りにも咎められたが、そいつにも噛みついてやった。

デモをやるのなら、本気でやって欲しい。というのが私の考えである。

ヘラヘラ気軽な感じでデモ参加なんてクソ喰らえのクソで窒息しろだ。

んで、気になって調べてみると「革命的非モテ同盟」というのが出てきた。

“チョコレート資本の陰謀に血塗られたバレンタインデーの季節が今年もやってまいりました。モテない人の明るい未来を築き上げるべく、非モテ同志の連帯を呼び掛けてきた革命的非モテ同盟が、バレンタインデー粉砕と恋愛資本主義反対を訴えるデモを開催いたします

だそうです。

モテない事を声高に叫んでも、モテない同士でツルんでも

これからもずっとモテねえぞ。

本気で恋愛資本主義に反対するなら、ジャニーズ事務所を襲撃するとか

それが無理だったら、竹下通りに売ってるブロマイド店を襲撃して

写真にマジックでイタズラ描きするとか、漫画『モテキ』は悪魔の書だと、

破り散らかすとか、もうちょっと本気を見せて欲しいものである。

 

……こんなことを書いていると、またアップされないのだろうか。

まあ、もうどうでもいい。

私の今年のスローガンは「どうでもいい」である。

人生の不貞腐れも、いよいよ本格化してきたと感じている次第である。

 

気が付いたら、ブログがアップされていなかった。

『深夜労働36』の内容のかわりに

「健全なサイト運営にふさわしくない」というつまらない文言がアップされていた。

たしかに思い当たる節はある。

別に「健全なサイト運営にふさわしくない」ということに噛みつくつもりもない。

ただただ、ここではエロ話は書いてもアップしたげないぞー、
ということは
よーく分かった。

 

スイーツを食べたとか、自己啓発系ブログみたいな事を書いていれば

すんなりとアップされるのか。

私は『深夜労働36』に生々しい性の営みを書き記したのだが、
却下されてしまったようである

 

東京は大雪が降り、交通機関が混乱しているニュースを見て、

まさにその頃(深夜労働35)を思い出した次第である。

寒さがピークに達しているそうだが、東京では中々雪が降らない。

先日、北海道の稚内付近に住む友人が東京にやってきて、

「東京は暖かいねえ。マフラーする必要ないもんね」と言っていた。

彼が住む地域一帯は、当然のように白一面に覆われており、

出先からの帰り道にヒグマを見かけたから急いで帰ったとか、

野鹿が思い切り車に衝突してきて、フロントガラスが割れただとか、なんともまあ

WILD LIFEを送っているようである。

彼は結婚もしており、年下の奥さんもいる。まだ奥さんに一度も会ったことがないので

奥さんはどこにいるのかと尋ねると、向こうは向こうで違う人と会っているという。

そして思わず驚いてしまったのが「泊まっているホテルも別」であるとのこと。

彼ら夫婦の中では当たり前のことらしく、それがたとえ海外であろうが、

目的地までは一緒に向かい、現地に到着すると、基本別行動が常だという。

落ちあいたくなれば連絡を取るから大丈夫という。

よくそれで奥さんは納得してくれるなと驚いていたが、奥さんも彼もそれぞれ

行きたい場所、したいことが違うかったら当然別行動でしょ、と当たり前のように言う。

彼がしたいことの一つは、デリヘルを呼ぶことだった。

「向こうは札幌まで出なくちゃいけないし、久しぶりに東京にいる外人を呼んでみたくてね」

と恥ずかしそうに言っていた。

豪雪の遠くから飛行機に乗り、東京でオンナを求める人もいる。

 

いまから10年以上も前のちょうどいまと同じ1月。

その日は都心でも珍しく朝から雪が降っていた。

降り続いた雪は夜には足首以上に積もっていた。

外に出るにも億劫だし、都心の脆弱な交通機関は麻痺状態で、

することもないので、当時住んでいた四畳半のアパートで

いらないクソみたいなCDたちをバットで叩き割っていると、電話(PHS)が鳴った。

東京では数少ない友人Oからだった。

この大雪で電車が止まっているから、Oの女友達2人が帰れず立ち往生しているらしく、

一晩過ごす場所を求めて連絡が来たが、Oは実家住まいなので

ボクのアパートで一晩泊めてやって欲しいと言う。

要するに、見知らぬ女二人を泊めてやって欲しいと。なんて素敵な友達の輪なのだろか。

ちなみにその女達というのは、Oに街でナンパされた女だそうで、

「扱いはまかせる」とのこと。

電話を切り、叩き割っていたCDをゴミ箱に急いで捨て、部屋を片付けた。

数十分後、アパートの近くまできたという女二人を迎えに行った。

専門学校の同級生だという二人の女。

1人は色白の黒髪女子。コートの上からでも分かるほどの巨乳で、

もう1人は、動物園から脱走してきたゴリラだった。

当時まだ未成年だったボクは、鼻息荒く近くのコンビニでしこたま酒を買い

部屋に連れて帰った。

最初女たちは、部屋の狭さとボクに警戒の色を見せていた。

「バットがあるけど……野球とかするの?」

「いや、それは武器用」

女たちは目を合わせ逃げる準備をしているので、慌てて訂正する。

警戒心が強い女たちだったが(当たり前だ)、よくよく考えると、警戒心なんかないハズである。

見ず知らずの男の家に、しかも一晩泊めてくれという女たちは警戒心どころか、

色めきたったメスの好奇心しかないわけである。

時間が経ち酒もいい感じに入るとリラックスしたのか、なんやかんやと話しはじめ

狭い部屋の雰囲気はほっこりとしたものになっていった。

ボクは一生懸命どうすれば女たちとくっつけるか考えた挙句、

部屋を暗くして『ポルターガイスト』を流すことに。

またしても女たちは警戒の色をにじませている。

 

そして時間は経ち、ガバガバ酒を飲んだゴリラは既に酔いつぶれて寝ている。

これが逆でなくて良かったと心底安堵した。

映画が終わってしまったので、色白女が他のビデオを選ぼうと四つん這いの姿勢で

ビデオを選んでいる。ボクはジーンズに覆われた女の尻を見ている。

ソファベッドを占領し寝ているゴリラを確認する。獣のようないびきをかいている。

舞台は整った。いくか、いかないか。

ボクは四つん這いのままビデオを選んでいる女の尻を見ながら、

残ったビールを勢いよく飲み干した。

 

(続く)

 

この時期、毎年話題になる「成人式」のニュース。

成人が一升瓶持って暴れただの、二トントラックで会場に乗り付け迷惑したとか、

飲酒で帰りに人轢いたとか、成人式中にトイレでコカイン吸って

「もう20歳だから、いいだろーがよ!」と間違った事を主張し現行犯逮捕された人とか、

新成人のさまざまな悪態をここぞとばかりに知れる貴重で楽しい時期である。

紫袴にリーゼント、ハコ乗りで旗振りだけにとどまらず、

今年は女の「花魁」成人まで出現。白い肩を出し、タトゥーを見せる新手のスタイル。

成人式なんて所詮祭り事なんだから派手で楽しかったら

それで別にいいんじゃないかと。

 

思い返すと、自身の成人の年は、地元に帰らず東京にいたりなんかした。

成人式の為に帰る交通費もなかったのと、

東京で鬱屈しねじれまくっている自分が地元に帰り、

とてもじゃないが祝ったりする、「そんな気分じゃない」という感じだったのである。

アパートで、ぼーっと成人式の様子をテレビで見てたりなんかした。

成人式というのは、「そのとき、ある程度楽しく生きてる人の祭り事」であるからして、

頭が狂いそうで、いらない本を台所の流しで一冊ずつライターで焼いているような

くら~い20歳は参加してはいけない明るいイベント事である。

そんな鬱屈してる奴が参加しようものなら、悪態だけでは済まず、

袴姿ではなく、上下トレーナー姿で包丁を振り回したりなんかして

大惨事になること間違いないのである。

 

要するになにが言いたいかというと、

「成人式に参加しない・できない新成人を見てみたい」ということ。

テレビでの成人特集というのは、ほとんどが「成人式の様子」である。

そうじゃない、そこに行けなかった二十歳の事情・背景を見てみたいし、知りたい。

高校を卒業後、進学も就職もフリーターにもならず、世界を放浪している奴とか、

刑務所の中で成人を迎えた奴だとか、二十歳だけどシングルマザーとか、

未来のホリエモンじゃないけど若いうちからバリバリ働いてて

「成人式? 出るだけ時間の無駄でしょ。ははっ」

っと、せせら笑いながらむちゃくちゃ稼いでいるような奴とか。

そういう裏的なモノって、夕方のニュースの18時台とかの得意分野じゃないんだろうか?

知らないだけで、もうそんな特集もやっているのかも知れないが、

そういう映像の方が、成人式で浮かれてバカ騒ぎしてる姿を見せられ、

今年の成人もバカだなと大人を嘆かせるよりも、よっぽど興味深いものになる。

だって、ああやって狂騒している成人の方が、おそらく少数派だろう。多分。

ほとんどの新成人は、ふつーに成人式を迎える。

そしてボクのように、地元にも帰れずアパートの台所で本を焼いてるような

そんな二十歳の人の事を、ボクは知りたい。

某月某日

 

近所の美味しいと評判のつけ麺屋に、女を伴っていく。

女が知人より「美味しいよ! 一回行ってみたら」と勧められたそうで

行ってみると、案の定、客が列をなして、欲しがり汁を垂らして待っていやがる。

昔、誰かが「人気ラーメン店に並ぶ行列の人を見ると、その列に車で突っ込みたくなる」

と素敵な事をおっしゃっていた方がおられたが、同感である。

とかいいながらも、結局は自分も列に加わっていた。
欲しがり汁全開で食べてる人の背後から、
ラーメンを覗いてみたりする卑しき自分に乾杯。

結果、あんまり美味しくなかった。てか、ふつー。

多分、二度と行かない。

女の知人からどうだった? と感想を求められるメールがきたようなので、

「すっごく並んでて、店員さんが元気で、独特の味がするね」

といった感想を女に送らせる。

 

 

某月某日

 

LINEをようやくはじめてみた。

今まであんなの何が楽しいのか、人生もっと楽しい事があるぞ!

と思っていたが、ハマりつつある。

というのも、普段ケータイメールでは返事もなかなかよこさない雌豚共が

LINEになると、ポコポコと小気味よく返事をくれやがるのである。

なんだやればできるじゃないか雌豚たち。

そして、中国に仕事で行ったきり、消息不明になり、

拉致されたんじゃないかとか、共産党員になったんじゃないかと

友人周りで本気で心配していた友達とも繋がることが出来た。

音信不通になっていた事情をLINEで聞き、
ものすごく
人生について考えさせられた。LINE恐るべし。

 

 

某月某日

 

遠い遠い知り合いとも呼べぬほどの知り合いが、じつはいままで

200人以上もの女性に痴漢をしたことがあることを知る。

いままで一回も咎められたり、注意もされたことがないのだという。

そんな痴漢野郎のくせに、「僕は人を好きになったら一途だから」とか

「箸はちゃんと持てるよ」とか、どうでもいい自慢にもならないことを

得意気に言いやがるし、自分は悪い人ではないと本気で思っている

正真正銘のサイコパスの危ない奴である。

なんて面白い奴なんだ!(ちなみに、前に書いたバイトの後輩ではない)

遅くなりすぎましたが、

新年明けましておめでとうございます。

 

年明けから帰省して先日東京に戻ってきました。

昨年より、弟が大阪に飲み屋を出したので、
今回の帰省中は大阪で飲むことに。

帰省中のとある日、弟と大阪の天満のガード下に軒を連ねる
ビニールシートの飲み屋街で飲んでいた。

弟が電話で知り合いを呼ぶといい、やってきたのは一人の新地ホステス。

きゃりーぱみゅぱみゅも引くであろうつけまつげつけまくりに、
犬なら鼻死するレベルの濃い化粧の匂いに、ガクト級のカラコンという面妖な出で立ち。
一たび口を開くと、倖田くみと綾戸智絵と上沼恵美子のキングギドラかという
喋りの三連コンボという圧のありすぎる話し口調。
それはもうホステスというより、新地の妖怪のような女がやってきた。

しかしながら、喋りながらも気配りは良く、
弟曰く「いい上客を連れてきてくれる」とのことで、中々仕事はできる人。

その後妖怪ホステスは用事があるといい、小一時間ほどで店を後にし、
ボクたち兄弟も店を出た。


ホステスの残り香がまとわりつく酔いのころ。女っ気も欲しくなり、
妖怪以外の女を弟に所望すると、どこか思いついた様子でタクシーを拾った。

運転手が行き先を尋ねると弟は「すけべビルまで行って」と言った。

それで通じるのかと笑っていたが、運転手も心得ているようで「はいよー!」
と朗らかなすけべ顔でアクセルを踏んでいく。

なんて分かりやすい建物名なんだ。さすがは大阪と感心しているうちに、すけべビルに到着。


一見なんの変哲もない小奇麗なビルだが、
薄暗いエントランスをくぐると入っているテナントはすべて風俗店ばかり。
人妻からデブ専、M性感とあらゆる性欲を満たしてくれそうなすけべで素敵なビルである。

しかし、訪れた時間が遅かったせいで、中々どうして開いている店も少なく、
すけべビルは諦め、界隈をうろつくことに。
正月だというのに、股間の疼きを抑えきれない男たちがゾンビのように徘徊している。
漫画『宇宙兄弟』のようなロマンチックな兄弟ではなく、
こちらは正月早々煩悩に振り回されるだけのエロゾンビ兄弟。 

適当な店に入ってみた。
写真を見ていると、どことなく唇や目が上戸彩っぽいかな……
という女を選び待合い室に通される。そこは居場所を見つけた
ゾンビ男数名が覇気のない表情を浮かべながら漫画を読みつつ股間をまさぐり、
気持ちの悪い声を上げながら順番を待っていた。
ユーロビートのBGMが切なく股間を刺激してくる。
 

こういう店では常識だと分かってはいても、いざ女と対面すると「このウソツキ!」
と心の中で叫びたくなるような『グラップラー刃牙』に出てくるような肉塊女が現れた。 

ここでテンションを下げても損するだけだ。
いまからこの子を上戸彩だと思って性一杯楽しもうと堅く心に近い肉部屋に入る。
お腹に肉がどっさり乗っていようと乳首がどうかと思う位に大きかろうと、
手首に無数の傷まであったが「上戸彩上戸彩、大阪の上戸彩……」
と胸の奥でマントラを唱え続け鼓舞し続けた。

プレイ中、ひっきりなしに上戸彩のケータイは鳴り続け、
こちらのマントラもかき消され、女の手首の傷ばかりが気になる始末で、
すべてが裕木奈江in苗場プリンス。


そして気持ちはまったくすっきりしていないのに、
哀しいかな妙に身体だけはサッパリとしたまま、翌日こだまに揺られ帰京してきました。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

東京の地下鉄というのは複雑怪奇に入り組んでいる。

東京に住み始めて15年も経つが、未だ乗ったことのない地下鉄というのもいくつかある。
もちろん全部の路線は言えない。
山手線ゲームよりも東京メトロゲームの方がかなり厄介であると思う。

地下鉄に限らず、都会の電車は痴漢が多いと聞く。
首都圏生まれの女友達に話を聞くと、痴漢にあったことがないという子の方が少ない。
ガラガラの車両なのに、自分の前の吊り皮につかまり、
降りる駅まで凝視されたなんて話も聞いた事がある。
そんな接触事以外も含めると、みんな若い頃痴漢の被害にあってしまうようである。

ただ、痴漢をしたという加害者をボクは知っている。

昔のバイト先にいたSくんという年下の男の子だった。

めちゃイケに出てくるヨモギダくん似のSくんは背恰好もガッチリしているが、
物静かで大人しそうな子だった。ある日バイトを無断欠席しているなと思ったら、
痴漢の容疑で留置所に入っていた。

事の顛末はこうだった。

夜勤明けのSくんはいつものように山手線に乗った。
混雑時の時間帯も過ぎ、車内はほどほどに混んでいるなかで、
Sくんの目は一人の女性にロックオンされた。
歳の頃は20代前半、スカートではなくパンツ姿でその方がよりお尻の塩梅もよく分かり、
夜勤明けの疲れたSくんの本能を刺激するには十分だった。
Sくんは当然のごとく女性の下半身に手を伸ばしまさぐりはじめた。
1駅2駅電車が動く間、Sくんはまさぐっていた。
労働の疲労を癒してくれる臀部の柔らかさ。Sくんはその時点でかなり怒張していた。
女性に抵抗するそぶりは見られないことから、もはや止めようがなくなったS

電車が原宿に着きドアが開いた。尻を撫でまわされていた女性はパッと振り向いた。
とっさに手を離すS。女性はこう言い放ったそうである。

「一緒に降りませんか?」

虚を突かれ驚いたSは言葉も出ず、
うなずきホームに降りる女性の後をひょこひょこと着いていく。
「こ、これは! 夢にまで見た展開かも知れないっ!!」
後日、Sはそう照れ臭そうに語っていた。
女の後をついていくときのSの頭の中は、いままで観たAVのシチュエーションが
走馬灯のように駆けめぐったそうである。女が立ち止まった。
あれ? よく見ると駅員室の前だった。
Sは後日「ホント、あの女には騙されましたよ」と供述している。何を言うかである。

肩透かし? を食らったSはそのまま御用となったそうである。

かと思えば、以前読んだ本に書いてあった話では、
Sのような素人ではなく、プロとして電車内スキンシップに励んでいた男性は、
毎日ずっと触り続けた女性とめでたく結ばれ結婚をして
明るくスケベな家庭を営んでいるという話も読んだことがある。

他の話でいうと、女性ではなく男性も痴漢の被害に遭うことが多々あるらしい。

加害者が同性が故に、最初は自分が被害にあっていることが理解できないという。

被害にあった男性に話を聞くと
「いやあ、最初は間違って手が当たったんだと思ったんだよね。
けど、その後何回も当たるし嫌だなって思ってるうちに、
揉みしだかれるようになって。そこで思ったのは、ホモの痴漢だってことよりも、
男に揉まれて大きくなったら俺どうしよっていう焦りだったんだよね」とのこと。

そう、痴漢という行為は被害者にただ嫌悪感を与えることに留まらず、
被害者の倫理観をも揺さぶり試してくる行為なのである。

たとえ哲学的であれ、快楽の為であれ、痴漢はあかん。というのは簡単だが、加害者も被害者も味わったことのないボクとしては、人様の話に耳を傾け驚嘆するだけである。

東京はね、人がいっぱいいますよ。当たり前の事なんですけどね。
人の多い東京目指して田舎から上京してくるわけですよ上京してくる人はみんな。
周りが田んぼとか養豚場とかたいした海水浴場でもない場所らへんに住んでる人が
「自分の生きる場所はここじゃねえな」とか思いながら。

で、東京に出てきて、なんかして稼がなきゃいけないと。バイトするでしょ。

東京ですよあーた。東京には田舎にはないような聞いたこともないような
職業がいっぱいありますわね。そこで僕が選んだバイト。コンビニでした。
オシャレなカフェとかBARとかいろいろあったんだけど、コンビニで働こうと思いもいました。
で、場所だけは近所とかじゃなく、いい場所のコンビニでやってやろうと。

面接のときコンビニの店長さんに聞かれましたよ。

「家の近くに同じコンビニあるでしょ?なんでここに来たの?」って。

そりゃそうだ。住んでる駅からそこのコンビニまで電車に揺られて30分。
歩いて10分もかかるコンビニにわざわざ働きたいって来るんだもん。

「えっと、広尾だからです。あの、店長さんはどこ出身なんですか?」

逆面接ですよ。店長は東北の田舎の出らしく、僕も田舎から来ました。
都会に憧れてきましたって正直に言いました。それを面白がってくれて
広尾のコンビニで働けることになったんです。

広尾という土地柄、いろんな人が来店しました。

外国人は沢山来ましたし、芸能人も沢山みました。

見たけど忘れた芸能人もいる。そしてずうっと今でも覚えている芸能人もいると。

石田ゆりこさんです。

夜勤をやってましてねボク。

で、いっつもよく夜中にくる冴えない感じの小太り眼鏡の、
秋元康とブラマヨの吉田を掛け合わせたような
ブツブツ肌の中年のオッサンがよく来てたんです。
夜中に弁当とか髭そりとか酒とか、本当に生活に必要最低限なモノだけ
いつも買っていくオッサンがいたんです。

ある日の早朝、石田ゆりこがやって来ました。

「おおおぅ!」と内心驚きながらも、見ていると、
その背後にぴったりくっついて入ってくるのは
いつもの秋元マヨネーズだったんです。

石田ゆりこが品物を選び、後ろをついてまわるオッサンのカゴに
商品を入れてレジにやってくるわけです。
完全にテンぱってるわけですよ。石田ゆりことあのオッサン?

「あと、肉まんくださる?」と石田さんはあの声で言うわけですよ。

けど、まだ肉まんが蒸かし上がってないもんだから、すみません、
今入れたばっかりで。ごめんなさいと僕は言いましたよ。

石田さんは優しい口調で「あらそう。ごめんなさいね」
となんでか分からないけど謝ってくれたもんだから、
こっちはもっと低姿勢になりますわね。「誠に申し訳ございません」
なんてコンビニの接客としてやりすぎなんじゃないかって
いうくらい謝りましたよ。
っていうか、緊張してたからワケ分からなくなって
そんな口調になってしまいましたよボク。

そしたら石田さんもクスっと笑ってらっしゃるじゃあーりませんか!
(チャーリー浜)。

笑われて恥ずかしくなったボクは石田さんの顔を見て、
もうなんだか居てもたってもいられなくなり、赤面してしまってました。
で、石田さんがお会計を払おうと、後にいるオッサンに手を出したんです。
オッサンは石田さんのモノだと思われるバッグから財布を取り出し、
石田さんの手に渡しやがったんです。

きっとマネージャーなんでしょう。

青天の霹靂でしたよ。

いままで冴えないキモオタのオッサンめ、とか思っていた奴が、
実はあの石田ゆりこと手が触れ合える事が出来るジャーマネだったわけですよ!!

きっとボクは相当驚いた顔をしていたんでしょう。

そのジャーマネは石田ゆりこの背後からこれ以上ないというドヤ顔で
ボクのことを見下し口角をいびつに歪めてやがっていたのです。

負けた。

素直にそう思いました。今まで内心小馬鹿にしていたこのオッサンは
石田ゆりこと普段を過ごしているのかっ!と思うと敗北感でいっぱいでした。

ええ、まあ、学びましたよ。

東京はすごい街なんだって。舐めてたらやられるぞと。

現在公開中の映画『ゼログラビティ』『悪の法則』を見た。

それが口火となり、自分の中の"映画見たい欲"に火が点いて、
『17歳のカルテ』『ギルバートグレイプ』『ノーカントリー』に

私の≪ダメ男映画コレクション≫に新たに加えた『フライト』のDVDを購入。

なにかと映画づいてる師走である。

『ゼログラビティ』は先輩の映画ライター曰く「100年に1本の映画だ!」

とおっしゃっていた。そんな豪語しておられた先輩だが、

オールナイトで『ゼログラビティ』を見に行ったとき(私は初見)
先輩はいびきをかいて爆睡。

横の若い兄ちゃんに「おっさんいびきうるさいし!」
みたいな嫌な顔をされていた。

私は口がポカーンと空いたまま1時間半の映画が終わった。

エンドロールで目が覚めた先輩は一言、

「いい映画だったろ」と言っていた。

 

『悪の法則』はというと、
あの終わり方は一体何なのだと腑に落ちないことしきり。

一回見ただけでは理解できない私は、
家に帰るとすぐにPCでネタバレ感想のサイトを開き、復習するのが常である。

いろいろなサイトを覗いていると、
よくもまあ、そんなに一回で分かるもんだね、

と感心してしまう人もいたりする。

このシーンはこのメタファーで、
あれとこれの意味はこういう事であり云々みたいな。

 

映画を観終わったあと、自分ならどんな殺し方を思いつくか考えながら
渋谷の雑踏を歩いていたが、そんな危ない事を考えながら
年末の街中を歩いている奴は相当ヤバいんじゃないかと我に返ってみたり。


で、家に帰るまでに思いついた【こんな殺され方は嫌だ】

・手足を縛られて地面に仰向けにさせられ、満面笑顔の蛭子さんに二階から
 大きい植木鉢を落とされる。うひょーとか言われながら。

・開いたままの口に醤油瓶に注ぐときに使う円形のいっぱい注げるモノ
(名前を失念)を突っ込まれ、マツコDXに羽交い絞めされながら、
 ミッツマングローブのオシッコを延々と飲まされる。
 横で米良さんがもののけの歌を歌っていてもいい。良くはないか。

・白竜に銃を突きつけられながら目の前で恋人が
 キム兄に強姦されるのを見させられ自慰を強要される。
 もちろん終わったら銃をブッ放されて死亡。

 

どれも絶対にいやだ。