ディラン・モスコビッチが新ペア結成 | WFS JAPAN

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Moscovitch teams up with Iliushechkina





2014年ソチオリンピック団体戦銀メダリストのディラン・モスコビッチが新しいパートナーを得た模様。先週カナダのニュースThe Hamilton Spectatorが伝えたところによると、モスコビッチとロシアのリュボーフィ・イリュシェチキナが新たにペアを組む決定をしたという。

この新ペアはトロント・クリケットクライブでリー・バーケルとブライス・デイヴィソンに指導を受ける。

今年5月初旬、モスコビッチとイリュシェチキナはトライアウトの機会を持ち、イリュシェチキナにカナダビザが発行され次第、2人はトレーニングを開始するという。

『ビザが下りるのを待っているところなんだ。だからまだ公的にはペア結成を発表していないんだよ。』とモスコビッチがカナダメディアに語った。『でも新たにスタート出来ることに興奮してるよ。』

モスクワ出身の22歳、リュボーフィ・イリュシェチキナはこれまでサンクトペテルブルクでトレーニングをしており、2009年世界ジュニア選手権大会ではノダリー・マイスラーゼとのペアで優勝をしている。2012年3月にマイスラーゼとのペアを解消した後、ヤニック・ココンとペアを組み、当初はフランス代表として競技をすることを希望していたが、そのココンとのペアも上手く行かず解消することとなった。

先週、モスコビッチの前パートナーである21歳のカースティン・ムーア-タワーズが同じくカナダのマイケル・マリナロとペアを組むことが発表された。

1984年オリンピックチャンピオンである、オレグ・ワシリエフは、イリュシェチキナ&モスコビッチを含む新しいペア結成の動きが、フィギュアスケートにポジティブな変化を齎すだろうと考えている。

『こういうことはスポーツにおいてごく自然な動きである。』と彼はR-Sportに語った。『ロシアもカナダも最強の状態で生き残る。それは良い方向性だ。競争率が高まり、最終的にはそれが良い結果へ繋がっていく。』

イリュシェチキナが2年間以上も国際大会に出場していないということで、この新ペアには市民権に関連する“出場停止期間”は該当しないと専門家は見ている。ということで、2人は来るシーズンから国際舞台へ登場することも可能だということだ。