初日の出ラン2009 後編 | われらがWFR ★ 早稲田大学山岳サイクリング部動画日記

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週末は奥多摩・東京近郊の山々をマウンテンバイクで駆けぬけ、休みには全国(世界?)各地へツーリングに行くWFRの日記 メンバー絶賛募集中!

前編からの続き

焚き火を始めてた人は、実は去年も同じシチュエーションで会った人だった、ということが話してみてすぐ分かった。
ここでも1年ぶりの再会。
確か去年も奥さんといらしていて、大泉(0024の地元)の牧場が・・・という話をしたのを思い出した。
ああ、してたしてた、そんな話。

完全に日が沈んだころ、焚き火の輪にもう一人の男が加わった。
この人、マミ犬さんという方で、ちょっと爪の垢でも煎じて飲ませていただきたいような、遊びの達人。
元サイスポの編集員で、今はアウトドアスクールとかのMTB講師として活躍されているそうな。
フリーライドのDVDも出してらっしゃる、かなりDeepな業界人。
その活動はMTBにとどまらず、釣りにカヌーに沢登り山スキーetc...
ハイエースに道具を全部詰めてきて、天気に合わせて遊ぶのだそうな。
ご本人は謙遜してセミプロとおしゃっていましたが・・・いやいや、もはやアウトドアマイスターでしょ。

ここの焚き火は、そういう人が集まるから面白い。

ある人は言った。
「遊ぶのに忙しくて、仕事をする時間が無い」と・・・


いつの間にか話は狩猟の方向へ。
奥多摩の山の中には鹿を解体した後がたまにあるって話しから、
鹿肉は美味いだの熊肉は臭いだの、
狸を車で轢いてしまって、持ってかえって食ったら不味かっただの、
でもしっかり血抜きをすれば実は狸も美味いだの、
結局上手に処理すれば人間の肉が一番美味いだの。

零下の暗闇に、焚き火と酒と、非日常的な話。
吸い込まれるような、濃密な時間。

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そして、やっぱり来て良かった、と思う。
宴は焚き火の鎮火と共に終わり、小屋に入って寝袋に包まる。
15分もすれば、来なきゃ良かった、と思わずにはいられない寒さが全身を襲う。

1時間ほど寒さと格闘し、気絶・・・


1月1日(木)

気がつくと、日が差していた。

・・・ん?な、なんですと!?
小屋の外に出てみると、少なく見積もっても顔を出してから30分は経過している太陽がそこにあった。
おおお・・・やってしまった・・・

伊藤を起こし、少しでも低い位置にいる太陽を写真に捉えるべく、急いで山頂に登る。

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・・・うん。
なんとか、ギリ、初日の出?

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太陽方向の写真はすさまじい逆光orz
でも、まあご来光を待つ間の寒い思いをしなかった、ってことでポジティブに考えとくか?

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富士山はきれいに見えた。
よしよし!これで、すべてはよし!

小屋に帰り、朝飯(薄ーいワカメスープに餅を入れた雑炊的なもの)を食べる。
まったり準備しているうちに2人だけになり、最後に小屋を掃除して出る。

そこからのダウンヒルの模様は・・・また後日。
伊藤はだんだん走れるようになってきた!ので、サクサク下る。

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サクサク下れなかった六つ石の登り返し付近には雪が。
この間の雪でまた積もっただろうから、ここの雪は春まで無くならないかもしれません。

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下ってきたら、すかさず初詣。
今年も一年、山での無事を祈っときました。

丁度昼ごろだったので、駅前の蕎麦屋で年越した後だけども蕎麦を食う。
お正月なので、ということでイタわさが出てくるのは昨年調査済み。
伊藤とビールで乾杯し、今年も無事初日の出ラン終了。

これがWFR伝統行事として定着するか否かは伊藤にかかってます。
焚き火のおじさんには、
「来年私はこないから、君が着火するように」
ってことで焚き火着火の指令を受けてました。