お世話になっております。

ファイナンス稲門会事務局でございますブタチューリップ赤


11月12日に営委員を囲む昼食会が開催されました。

幹事の張さんよりレポートが届きましたので、掲載致します。



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11月12日に開催されました昼食会ゲストは、
野村ホールディングス・野村證券 常務執行役員
高橋秀行さんをお迎えいたしましたベル


高橋さんは入社後、オーストラリア、ロンドン、オランダを経て、
ルクセンブルグ、ドイツ、ロンドン、アメリカのトップを歴任されました。
海外でのご活躍は20年間以上におよび、
現在はグローバル・リサーチをご担当されています。
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高橋さんは、野村證券のリーマン・ブラザーズ買収について、
業績的に成果が上がっていないが、世界展開のために必要だったと
力説されていました。
国内のマーケットだけでは成長に限界がある。日本の株式市場は、
今や世界の6%、アジアの20%という存在だ。世界でビジネスが出来なければ、
今後、生き残っていけないとのことでした。

また、厳しい国際競争にさらされる企業にとって重要なのは、
高い国際感覚能力を兼ね備えた優秀な人材です。
野村證券はグローバル型の雇用制度を導入し、
優秀な人材の確保につとめているそうです。


海外に転勤する人に高橋さんが必ず言うアドバイスは
「ビジネスだけでなく、地域貢献や社会活動で現地に溶け込め」
ということだそうです。
日本人の駐在員は、短期のローテーションで異動してしまい、
現地の人とは表面的な付き合いになりがちだ。
地域のジャパンソサエティーに参加し、積極的に活動することで、
永続的な関係が築けるとのことでした。


また、日本企業と外資系企業の違いについて、
日本企業の長所は「人を育てる」点を挙げておられました。
外資系には当たり前の“クビ切り”はなく、仕事を通じて社員を育成し、
組織の力を高める姿勢が評価できるとのことでした。
一方、欠点は「意思決定の遅さ」だと指摘されました。


参加者からの質疑応答では、日本の最近のM&Aの動き、
日本の監査役と社外取締役、企業ガバナンス、
欧米における日本の失われた20年再評価の動き、ESG、等を議論しました。

皆さんから活発な発言がありました(^-^)音譜

私も一緒に参加して、時代の潮流を読み取る上で
示唆に富んだ話を聞くことができました。
大きなスパンで考えるという新たな視点が得られました。



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次回のご参加を楽しみにしています!!