ガルクラ 妄想二期 1話
大阪梅田、予備校友人と談笑して歩いているすばる。すばる、一人で歩くニーナを見つけて、声をかける。「ニーナ」すばるの声に振り向くニーナ。ニーナに近づくすばる。「今日は、福島だからね。福島」「わかってる。友だちはいいの」「いいの、いいの。ニーナは安定のボッチだね」「なによ」「怒らないの。ニーナにあたし以外に友だちが出来たら、それはもう事件だから」ニーナを見て笑う、すばる。「曲できた」「ほぼ完成。もう少し」「今度聴かせて」「すばる」すばるを呼ぶ友人。「はい、はーい」友人に手を振るすばる。「じゃあ夕方。福島ね」すばる、ニーナから離れていく。静岡、イベント会場「二列に並んで入場してください」入場の整理をしている三浦。ふと空を見上げる三浦。(インサート)トゲナシトゲアリ、解散ライブの模様満員のセルビアンナイト横一列に並んで、ファンの声援に応えるメンバー入れなくて歩道を埋め尽くすファンに囲まれ、空を見上げる三浦「廃線の日」彼女たちが最後に作った曲。そして、彼女たちのラストライブのタイトル。三浦は解散ライブのポスターを思い浮かべた。「廃線の最終電車に群がる群衆。私もそうね」三浦が心の中でつぶやく。大阪福島、CDショップ「アナログ盤のほうが売れるかな」すばるが店長に聞く「買う人が限定されるよ」「今どき、メディアを買う人なんて音楽が目的じゃないし。ジャケがデカいから部屋に飾れる」「それはわかるけど、それだったらこのジャケはお粗末すぎる」店長はジャケット案を手に取って眺める。すばる、ニヤつきながら店長を覗き見る。「俺はやらないよ」店長はジャケット案を置いて、すばるに言う。「ダメですかあ」「ニーナちゃん。友だちで誰かいないの」店長が棚のCDを見ているニーナに声をかける。ニーナ、キョトンとした顔で店長を見る。「店長ダメだよ。この子に‥」地鳴りの音が響く静岡、イベント会場行列に並んでいる人たちのスマホが一斉に鳴りはじめる。「津波が来るぞ」と誰かが叫び、辺りがパニックになる。川崎、ルパ智マンション録音作業中、大きく揺れ、智その場にすわり込む。ルパ智に近づき、智をかばうように体をかぶせる。物が床に落ちる音が響く。