9月2日、レンタカーを借りて阿蘇に行ってきました。

運転するのが2年ぶりくらいで、多少おっかなびっくりだったのですが、まだ身体が覚えていて、なんとかなりました。阿蘇、ほとんど信号ないしね。

最初は俵山の「萌の里」(農産品が売ってます)に行って里芋を購入、名物のソフトクリームも食べました。この日は、いつものブルーベリーではなく、ソーダ味。ちょっとシャーベットぽかったけど、おいしい。

萌の里の近くには、おいしいわき水がくめるところもあります。

その後、あてもなく阿蘇を走り回る私と母(笑)。

高森のほうまで走って、なんとなく道を曲がったりしながらさらに走り、母がよく行くというレストランへ。

お庭がよく見える席に案内されました。木立の向こうには阿蘇の山が見えます。

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ごはんを食べたあとはさらに走って走って、「あれ、これまっすぐ行ったら草千里だって」「じゃ、いいじゃん、行っちゃえ草千里!」というノリでまた走り。

やってきました。

草千里!!!

ちなみに、画面の左側で煙をあげているのは中岳で、火口があります。その向こうが高岳。

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自分で運転して来たのは初めてだったかも。というか、子供のころ以来かも・・・・・・。

なんか、昔とは若干風景が違っているような・・・。

そう、私が子供のころに来たときは、そこら中にお弁当を広げている家族連れがいたような気がするんです。でも、いまは草原部分にはほとんど人がいない!

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馬乗り場があって(5分1200円くらい)、観光客がちょこちょこ乗ってるくらい。みんな馬に乗ったり、ちょっと散歩したらもう終わりって感じ。

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草原の真ん中の丘まで歩いてみたりするのはよいほうで・・・・・・。

昔より牛や馬の糞は落ちてないんですけどね。乾いてるし。ちょっと寂しい。

ちなみに、写真ではわからないけど、草原にはいろんな花も咲いてました。

内モンゴルの草原を思い出しました。

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ところで、これは阿蘇の山のなかでひそかにいちばんすきな米塚です。山なのかな・・・・・・。


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熊本の昔話に『根子(ねこ)岳の話』というのがあります。

根子岳は草千里からは見えないところにある、阿蘇五岳のひとつで、てっぺんがギザギザになっている特徴的な山です。

お話しでは、昔々、阿蘇五岳の兄弟が高さ比べをしました。根子岳はちょっとずるをして、鬼に頼んで夜のあいだに頭のうえに土を盛ってもらいました。そうして、いつのまにかいちばん高くなったのです。

留守にしていたお父さん(健磐竜命(タケイワタツノミコト))が帰ってくると、根子岳は叱られて、棒きれで頭をガンガン叩かれました。そして、そのせいで頭がギザギザになってしまうのでした。

いまだったら、児童相談所の人が来ちゃいますが、あくまで躾らしいです(汗)。

で、鬼がとってきた土はもともと米塚にあったものだとか。だから米塚の頭はくぼんでるんだそうです。

って、子供のときにこのお話を読んで夢中になってしまい、それ以来米塚ファンです。

なんで根子岳ファンにはならなかったのかな。ずるしたからかしら。

でも、遠くから根子岳を眺めるのは好きです。なかなか見えるところまで行けませんが。

ところで、ミネラルウォーターのボルビックの宣伝には、てっぺんがくぼんだ山が出てきます。


それを見るたびに、私は米塚のことを懐かしく思い出すのです。

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