宇治発電所の導水路 | 寄り道脇道回り道

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昭和の時代を駆け抜けた物が好きです。
昭和44年生まれの空冷ワーゲンのウエストファリアのキャンピングカーで保護犬"カン"と色んな所へ出掛けたいと計画しています。

瀬田川洗堰の少し北側

宇治発電所の“石山制水門

と言う関西電力の施設が有り





人口の運河が有ります。


瀬田川沿いを走り、脇道に入り

第二隧道流入口↓



金網で覆われている隧道も有りますが

金網の無い運河は圧巻です!





第二隧道流入口付近に立つ

“殉難碑”  

蹴上発電所の6〜7倍の出力を持つ

“宇治発電所”は琵琶湖から宇治までの

高低差60メートル、総延長距離

10.985kmその内10.019kmは隧道。

そして、その隧道の掘削は殆どが

人力!難工事の末に完成した

“宇治発電所導水路”です。

それから月日が流れた昭和30年(1955)

に第三隧道坑幅工事中に落盤事故が

発生し、13名の方が生き埋めになられましま。





第四隧道の流入口の煉瓦ポータル



瀬田川沿いに戻り、曽束大橋の右岸の

車止の脇にバイクを止めて歩きます。


しばらくして橋が現れてます。

二の尾川に架る”久留美橋“




橋を渡り川沿いを上に歩くと直に


竪坑



100年の時を経て今なを現役で活躍する

宇治発電所関連施設の煉瓦建造物で

この下は運河の水が勢い良く流れてます。






天ヶ瀬ダムを過ぎ、宇治川沿い走り

興聖寺の南側に有る大吉山の登山道

を歩きます。



しばらく歩くと煉瓦の遺構が現れてます。

水が流れる音がします!


ここが”宇治発電所“の

送水管です!


そして登山道を下り

宇治上神社を通り


非公開の

宇治発電所“の煉瓦建築物が目の前に・・



まだ電気が充分に普及していない

大正2年に営業運転を始めた、この

宇治発電所で作られた電気は、京阪

電車宇治線を動かし、宇治に電灯を

灯し、日本レーヨン(ユニチカ)の発展

に・・・




天ヶ瀬発電所から遠隔操作で

無人の発電所です!


人目に触れずひっそりと宇治の山中に

ある煉瓦建築です。


見える場所の探索には苦労しました。