ショコラのこと | フィリオとショコラのちいさなおうち

ショコラのこと

 

早いもので、新年も7日になりました。

今日の我が家のメニューは七草粥ですが、子供達は遠慮したいと申しております。

なに?お肉が欲しい?わがままな!

 

ショコラはCRPが高めに推移してきましたが、体調に変化がなかったので様子見になっていました。

(CRPは、血液検査で体内の炎症反応を示す数値です。)

暮れごろから、異常に高く上昇傾向になりましたので、抗生物質を試して血液検査をし、

効果が見られないと別の抗生物質に変えて又検査をする、を繰り返していました。

これで思わしくなければ原因を突き止める検査が必要ですが、

MRIは麻酔のリスクもあり、逡巡していました。

彼女は元繁殖犬で、フィリオ程には基礎体力がないものですから。

 

癌が潜んでいる可能性も示唆されて、かあさんはショコラに頼みました。

ショコちゃん、二人同時に大きな病気になったら、かあさんは辛いのよ。

今はショコちゃんの順番じゃないの、まだ元気でいてね、と。

ショコラはじっとかあさんを見て、なんだか伝わったように思えました。

そして一昨日の3回目の検査で、CRPは前回の半分の数値に好転していました。

まだまだ正常値には程遠いのですが、この効いたと思われる抗生剤をあと10日試して、

その結果を判断をしましょうということになりました。

 

老犬を2頭抱えているということは、心配も2倍あるということです。

 

心配の種 1

心配の種 2

 

 

 

2021.1.28の拙ブログより。

ショコラのこと

「 明るい陽差しの中で、ピチャピチャと音を立て飛沫をまき散らし、ショコラがお水を飲んでいます。

飛沫は光のように輝いて、かあさんはその幸せな風景に見とれます。

満足したら、彼女はかあさんのところに走ってきて、賢く飲めたね!と頭を撫でて貰い、

あわよくばかあさんの服で、濡れた口を拭うでしょう。

 

この子が我が家にやってきたばかりの頃、この子は水を飲む習慣も、

定期的にご飯がもらえる習慣も、知りませんでした。

想像もつきませんでしたが、多分、不定期に与えるドッグフードに水を掛けていたのだと思います。

我が家にやってきて、彼女はすぐに家族全員に懐き、賢い子でトイレなどの躾けも簡単に覚えました。

でも、身に沁み込んだ習慣を変えるのは、なかなかに大変でした。

未だにご飯だよと呼ぶと、嬉しそうに跳んではきますが、

お皿を前に「これ、本当に貰っていいの?食べてもいいの?」と聞きますので、

「おあがり、おあがり、ショコちゃんのよ」と、何度も言ってやらないと食べられません。

 

小石のようなコロコロのうんちを、何日か置きに必死で踏ん張って出していたことも、

手のひらに乗せて口元に持って行かないと食べられなかったご飯も、今は昔話になりました。

成長期に栄養が足りず小さな骨格なのに、食べさせ過ぎて肥満にしてしまいましたが、

良く食べ、良く出し、彼女はいつもかあさんに、幸せと喜びをくれます。 」 

 

ショコラが私どもの可愛い娘になってくれて、6年半が過ぎました。

今でも知らない人や環境が怖いなどのトラウマを持ち、

そしてそれは一生涯持ち続けて行くのでしょうが、

彼女はすっかりこの家族になじんで、フィリオが大好きで、

穏やかな懐っこい、可愛い家庭犬となりました。

どうぞ、怖くて泣き叫んで声帯をつぶされたのだろうこの子の過去を知り、

現在も劣悪なパピーミルは存在していることを知ってください。

もしあなたやあなたのお知り合いが犬を飼おうと思われましたら、

どうぞ、ペットショップで命を買わず、保護犬を貰うという選択肢があることを思い出して下さい。

 

 

今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。

 

2021/12/24付の拙ブログ「「杉本彩さんのキャンペーンにご協力ください」に、

ご報告の加筆を致しました。