ショコラのトイレ事情
東北大震災から10年が過ぎました。
震災死、震災関連死2万数千のかけがえのない御霊に、心よりご冥福をお祈り致します。
大切な方を亡くされたご家族、ご友人に、心よりお悔やみを申し上げます。
復興もまだ道半ばで、哀しみも癒えないでおられることでしょうが、
どうぞお哀しみの内にも、未来への勇気と希望が共にありますように。
そして、80万といわれるシッポの仲間たちの犠牲にも、心よりの哀悼を捧げます。
置いて逃げざるをえずに、震災を助かったのに非業の餓死をした幾万の亡骸に、
家族のいない街に待ち続け、彷徨った過酷な運命の子たちに、心よりの涙を注ぎます。
二度とこのような悲劇が繰り返されませんよう、祈るばかりです。
あ、しめしめ、珍しくボクのソファが空いてるよ。
久しぶりに座れるよ。
あ、にいたんが座ってるぅ
ちっ、出遅れたかあ
いいもん、
アタチのソファはここだもん。
うちの子になったばかりの頃、ショコラは賢い子ですぐにトイレを覚え、失敗もしませんでした。
1年位過ぎた頃、彼女はわざと微妙に外したり、バスマットにしてあったりするようになりましたが、
それは彼女にとって嫌なこと、お風呂に入れられたり、かあさんが留守だったり、の時でしたので、
やっと自己主張が出来るようになったと、むしろ喜んでいたのです。
初めの頃の彼女は、部屋の隅っこに固まって、震えているような子でしたから。
今でもかあさんの顔色を見て、おにいちゃんに貼り付いて、可哀想な位の良い子です。
嫌われて捨てられたら困ると思うのでしょうか。
5年経って、彼女はお風呂場の排水口でチッコするようになりました。
水が流せて後始末がラクチンで、かあさんが褒めちぎったものですから、すっかり定番になりました。
空き家になったトイレは、今やショコラのソファとなっています。
深夜3時ごろの子供達。
夢の中まで仲良しです。
今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。