犯罪者のセリフ
暑中お見舞い申し上げます。
炎暑、酷暑の毎日が続いておりますが、お元気でいらっしゃいますか?
暑さとコロナのダブルパンチです。
どうぞご自愛なさいまして、皆さま、お健やかにお過ごしください。
こう暑くなりますと、フィリオの定番の玄関は、さして涼しくないのです。
家中のエアコンを全部屋フル稼働させていますのに、ここは唯一エアコンが届かないスポットで、
網戸からはモアっと熱気が入ってきます。
かあさんには理解不能ですが、今朝も今朝とて何度誘っても、彼はかたくなにここに舞い戻ります。
いいの!
ここが好きなの!
おにいちゃんがここにいるから、アタチも暑くても傍に居ないといけないでしょ?
ほんと、迷惑だわ。
FBより、東京犬猫日和
さんの投稿記事をご紹介します。
このキャンペーンについては以前にもご紹介しましたが、
この衝撃的なモチーフがどのような狙いで生まれたのかを、取材しておられますのでご覧ください。
青字は転載です。
![](https://scontent.fkix2-1.fna.fbcdn.net/v/t1.0-1/cp0/p50x50/15781382_564611080401681_1492760086788431046_n.png?_nc_cat=109&_nc_sid=dbb9e7&_nc_ohc=CEXcmQn0tCoAX9aclrU&_nc_ht=scontent.fkix2-1.fna&oh=35ba05a2267befcf9beb9c84db9c9bab&oe=5F5405A6)
愛くるしい表情で、私たちに癒やしを与えてくれるペットたち。
「面倒を見切れない」といった理由によって、飼い主に捨てられてしまうケースが後を絶ちません。
こうした現状に一石を投じようと作成された啓発広告が、大きな話題を呼んでいます。
優しいタッチで描かれたイラストににじむ、「動物の遺棄や虐待を絶対許さない」という強烈なメッセージ。
今年7月1日、日本動物愛護協会が手がけた、ある広告が公開されました。
淡い色調で描かれた、母親と幼い子ども。
収まった箱から、顔を突き出す子犬の前に、悲しげな表情でしゃがみこんでいます。
そして「親切な人に見つけてもらってね」 「いままでありがと」というセリフによって、
二人が子犬を捨てる場面であることが示されます。
その下に視線を移すと、白無地の背景に、こんな一文が浮かび上がるのです。
「優しそうに聞こえても、これは犯罪者のセリフです」
「どんな理由があろうと、どんなに心を痛めようと、動物を捨てること・虐待することは犯罪です」。
同月に画像がツイートされると、「心臓が痛い」「本当にその通り」といったコメントがあふれました。
この広告は新聞や雑誌で見られるほか、同じモチーフのテレビ・ラジオCMも放映中です。
軽く捉えられてきた動物への虐待行為
絵柄と内容のギャップが、見る人に衝撃を与える今回の広告。
どのような狙いから生まれたのか、日本動物愛護協会の廣瀬(ひろせ)章宏事務局長を取材しました。
広告は、動物の適正な飼育を呼び掛けるため、ACジャパンによる支援事業の一環として制作されました。
昨年7月~今年6月末に同じ枠組みで展開された、
飼い猫への接し方について伝える「にゃんぱく宣言」キャンペーンに続く、第二弾の取り組みに当たります。
警察庁によると、昨年1年間に摘発された動物虐待事件は、105件に上ります。
統計を取り始めた2010年と比べ3倍超となり、過去最多でした。
今年6月1日には、愛護動物の取り扱いを厳格化する目的で、改正動物愛護法が施行。
みだりに殺傷すると5年以下の懲役か500万円以下の罰金、ネグレクトや遺棄などの虐待を行った場合は、
1年以下の懲役か100万円以下の罰金が科されるようになりました。
「私が入職して間もない頃も、飼い主に捨てられた猫が虐待され、命を落とすという事案がありました。
外部から相談を受け、保護を検討していたさなかのことです。今も悔しさや無念さは消えません。
愛護動物の遺棄や虐待は、犯罪行為であるにもかかわらず、軽く考えられがちなのではないでしょうか」
今年度もACジャパンの支援団体に選ばれ、
廣瀬さんたちは「動物の遺棄・虐待の防止」をテーマとしたキャンペーンを提案。
テレビとラジオCM、そして新聞・雑誌向け広告の形に仕上げました。
柔らかい世界観を、あえて破壊する構成としたのは、30~40秒のCMを念頭に置いた判断です。
短い時間で、いかにわかりやすくメッセージを表現するか。
検討の結果、優しい雰囲気のイラストと、「犯罪者」という強い印象を持つ言葉の組み合わせに結実しました。
「絶対に捨てるという選択はしないで」
廣瀬さんによると、協会には、飼えなくなった動物に関する相談が寄せられます。
「ペット不可の物件で飼育した」「予想より大きく育った」「慣れなくて可愛くない」。
そのように、身勝手と受け取れるものも少なくありません。
動物たちの幸せが人間にかかっているのは、言うまでもないことです。
息を引き取る日まで、そばにいられるか。ふさわしい飼育環境や、万一のときの受け皿は準備できるか。
自宅へと迎える前に、一つ一つ確認して欲しいと、廣瀬さんは強調しました。
「飼えなくなった動物の引き取り先を見つけるのは、簡単ではありません。
命を預かっているという責任において、飼い主が率先して動かなければ、誰も関わってはくれないのです。
個々の事情はあると思いますが、命の問題です。努力を惜しまないで下さい」
「友人や知人に声をかけたり、お住まいの地域の動物愛護センターや、最寄りの動物愛護団体に問い合わせたりする。動物病院に、新たな飼い主を募るチラシを貼らせてもらう。そうした手立てはあります。
しかし、いずれにしても、動物たちにとって飼い主が変わるのは大変つらいことです」
「何があっても、捨てるという選択は絶対にしないでもらいたい。
今回の広告が、動物好きな人にも、そうでない人にも見てもらえるよう願っています」
※「犯罪者のセリフ」キャンペーンの動画は、ACジャパンのウェブサイトで公開されています
今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。