猫の十戒 | フィリオとショコラのちいさなおうち

猫の十戒

 

 

 

 

ここはベッドルームで、このわずかな段差を上がって廊下を曲がると、家族が集うリビングに繋がっています。

フィリオはほんの仔犬だった16年前から、毎日何度も、何の苦も無く軽やかに段差を越えて、

行きたい所に行きたい時に、何時も自由に行ったり来たり動き回っていました。

今朝、彼は段差の前でうずくまっています。

立ち上がれば前足が届くほどの高さですのに。

跳び上がるのはあきらめて、足をかけて上るのも躊躇して、彼は今朝、うずくまっています。

 

かあさんは少し哀しいけれど、でも幸せな時間は確かに流れたのだから、今はゆっくりでいい。

君は君のペースで、無理せずゆっくりのんびり、生きればいいんだよ。

 

 

 

この方は、ここに隠れているつもりです。

でも家族からは離れたくないので、微妙な距離感で保って、いつも皆を注視しています。

ですから声がかかると、すぐに飛んできます。

 

でも、彼女に中に住み着いている怖がり虫は、きっと生涯彼女に巣食うのでしょう。

いいんだよ、ショコちゃん、あなたはあなたのままでいい。

一生、怖がりのままでもいいんだよ。

 

 

 

FBより、HUG   

さんの投稿記事をご紹介します。

「犬の十戒」のパロディーでしょうが、猫ちゃんの機微を付いていて、読むたびにいつも笑ってしまい、

いつも納得してしまいます。字は転載です。

 

猫の十戒

第一戒 

私の生涯はだいたい15 年くらいしかありませんが、たまに20 年以上生きてしっぽが裂けます。

ほんのわずかな時間でもあなたが離れていると腹が立ちます。

私が家族になってやるので、そのことを覚悟しなさい。

第二戒 

あなたが私に望むことを理解するつもりはありません。待っても無駄です。

第三戒 
私を崇拝しなさい。私にとってそれが一番大事なことなのです。

第四戒 

私を長い時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしてはなりません。

でも狭いところは好きなのでダンボール箱を用意するのは許可します。

あなたには仕事や楽しみもあり、友達だっているかもしれませんが、

私のお世話をすることに勝る悦びはないはずです。

第五戒 

私に話しかけなさい。

あなたの話していることが何かはどうでもいいですが、話しかけるあなたの声はわかるのです。
ほめ言葉は特に。

第六戒 

あなたが私にどんなふうにしてくれたか、私は決して忘れません。恨みは倍返しします。

第七戒 

私をたたいたりする前に思い出しなさい。

私の歯はあなたの手の骨をかみ砕くことぐらい簡単にできるのに、

気が向いたときにしかかまないようにしていることを。

第八戒 

私が言うことを聞かないと怒る前に、まずは自分に問い掛けてみなさい。

たっぷり食事を与えてましたか? 
それは私の好きなシーバですか?
日なたで気持ちよく昼寝をしているのをじゃましませんでしたか? 

もしかすると年を取って体が弱ってきているのかもしれませんが、

どのみち私がしたいことに従わないほうが悪いのですから、あきらめなさい。

第九戒 

私が年をとっても世話をしなさい。

あなたも同じように年をとりますが、私は年をとってもかわいいのです。

第十戒 

最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送りなさい。

「かわいそうで見ていられない」とか「私のいないところで逝かせてあげて」なんて言うのは許しません。

なでなさい。
なで続けなさい。

かわいいね、いい子だねと言いなさい。
言いまくりなさい。

そうすれば私は着換えの時間を少し短くしてやってもよいです。

まあ、気が向いたら。

HUGHP https://www.hug-the-brokenhearts.net/

 

 

 

 

今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。

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