ペット4匹と共に亡くなった被災者
昨日からの雨が、止む気配なく降り続いています。
午後は、被災地の関東や東北地方に大雨の予報が出ていますから、
被災の上の更なる被災になりませんよう、祈るばかりです。
キッチンのミニリホームをしましたので、新しい戸棚に入れるステンレスの台を買いました。
大きな段ボール箱がやってきましたら、お決まりの遊びをいたします。
我が家の「箱入り息子」と「箱入り娘」です。
若いころは自分で出たり入ったりして楽しみましたのに、老犬たちは興味がありません。
かあさんにつきあってあげたけど、もうあきたから、早く出してよ。
FBより、 東京犬猫日和 さんの投稿を転載します。青字は転載です。
![](https://scontent-nrt1-1.xx.fbcdn.net/v/t1.0-1/p50x50/15781382_564611080401681_1492760086788431046_n.png?_nc_cat=109&_nc_oc=AQm43qQ0QcFmJuFOmJAm_punDGD0O3Q2F-S2AG2F7q4seL0iVLiYVtvRwSUzerRUmso&_nc_ht=scontent-nrt1-1.xx&oh=218ca22c68377ebbc27980fe6cbdc730&oe=5E59CD70)
【台風19号・多摩川氾濫で唯一の死者
娘さんが語る「ペット4匹も父と一緒に死んでしまいました…」】
「私は(台風が直撃した今月12日の)前の日から友だちの家に避難していたんですが、
父は仕事に出掛けていたので一緒には行きませんでした。
それで12日の20時頃、電話で『こっちは水きてないよ。お父さんのほうは大丈夫?』と訊(き)いたら、
『大丈夫、大丈夫』と言っていたのですが……」
被害者の娘さん(28)は、こう振り返った。
彼女の父親がいたマンションの浸水が始まったのは、おそらくその電話を切った直後のことだった――。
史上最大級の台風19号は、各地に甚大な被害をもたらした。
それは、首都である東京周辺も例外ではなかった。...
神奈川県川崎市高津区溝口、多摩川の支流である平瀬川沿いの土手に面した4階建てマンション。
そこに住んでいた60歳の男性は、川から溢れ出た水に飲みこまれ、自宅で心肺停止の状態で発見されて
死亡が確認された。「氾濫多摩川」によって亡くなった唯一の被害者となった(13日現在)。
4匹のペットを抱えて…
多摩川が荒れ狂った地域は広範囲に及んだ。
にも拘(かかわ)らず、一体なぜ彼だけが死神の手に搦(から)め捕られてしまったのだろうか。
「4階に住んでいる男性が(12日の)18時頃に、
『そろそろ危ないから、上の階に上がってきなさい』と言いに来てくれたんです。
上の階に“猫仲間”の人がいたので、その人の部屋に身を寄せました」
こう証言するのは、当該マンションの2階に住んでいる20代の女性だ。
「そうしたら、20時くらいに川から水が溢れてきて、ものの30分で1階が浸水しました」
その1階に住んでいたのが亡くなった男性だった。浸水したのは1階のみ。改めて「土手沿いの1階」の危険性を思い知らされるが、彼が命を落としたのはそれだけが理由ではないようだ。
同じマンションに住む40代の男性住民が後を受ける。
「私は17時頃に車で実家に避難しました。犬を飼っていて避難所に連れていくわけにもいかなかったので」
亡くなった男性も白毛で雑種の犬とプードル、そしてうさぎ2匹を飼っていた。
先の女性が続ける。
「うちのマンションはペット持ちが多いので、みんな避難所には行きませんでした。
避難所がペットを受け入れてくれるか分かりませんし、
避難所には犬猫アレルギーを持っている人がいるかもしれませんからね」
4匹ものペットを抱えて、近隣住民や避難所のお世話になるわけにはいかない――。
そんな「遠慮」が男性の死の一因となってしまったと、マンションの住民たちは見るのだった。
他の被災地でも、同様の理由で避難所行きを諦めた人は多かったのではないか。
防災システム研究所の山村武彦所長はこう勧める。
「最近は、小中学校のように校庭などのスペースがある避難所では、
動物愛護団体やペットセンターの協力のもとでペットを受け入れてくれるところもあります。
したがって、遠慮せずにまずはペットを連れて逃げるのが賢明でしょう」
冒頭に登場した被害者の娘さんが再び言う。
「ペット4匹も父と一緒に死んでしまいました……」
愛犬家が、犬の存在ゆえに命を落とす。何とも皮肉な「川崎マンション」の悲劇である。
記事元:デイリー新潮
かあさんも該当の市役所の防災課に確認した所、ペット同伴の避難所はないとのことでした。
子供達を置いていく選択肢はもとよりありませんから、亡くなった方の悲劇は他人事ではありません。
今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。