サンタクロースからの、お願い事
「犬はあなたをこう見ている」ジョン・ブラッドショー著は、かあさんが信頼している教則本の一つです。
犬の行動学・心理学の専門家としての科学者の立場と、犬を愛する一人の飼い主の立場の両面から、
あーそうだったのかと目を開かせてくれたり、かあさんなりの躾けを後押ししてくれたり、
納得や深い共感や気付きを与えてくれます。
例えば 「犬の世界に序列はない」こと、彼等の心理の原点を現存のオオカミに求めることの危うさ、
飼い主への愛情と信頼の執着など、たくさんのことを教えてくれました。
その本の一節に、こんな研究が書いてありました。
犬は胎児として9週間、新生児として3週間を過ごした後に成長期が始まるのですが、
妊娠中の母犬の経験した環境が、胎児の脳と新生児の性格に、
計り知れないほどの影響を及ぼすことがわかったのです。
母親が受ける厳しいストレスは、子供のあらゆる精神疾患、知的能力の低下、感情制御の欠如、
社会性の欠如などを引き起こす可能性があります。
慢性的にストレスを受けていた母犬や 最初の8週間の貧しい環境によって生じた影響は、
完全に覆すことは出来ないかもしれないとも書いています。
もう何を申し上げたいかおわかりでしょう。
過酷な環境で、哀しい母犬に商品として産まされ、わずかな期間で家族から離される子と、
暖かな家庭やブリーダーのケアのもとで産まれ、生後8週間は母犬の愛を充分に受けた子が、どう違うか。
パピーミルから生体販売のガラス窓までの流通の間に、数万の子が闇に葬られる事実が、
この研究を裏付けています。
フィリオを撮ろうとすると、もれなく割り込んでくる子がいます。
アタチもよ。アタチもよ!
写真は
Westies United - Murphy and Dakota's Page
よりお借りしました。
「弥生、スコットランドはエジンバラ発!」さんのブログよりご紹介します。
いつも転載させて頂きまして、ありがとうございます。青字は転載です。
カテゴリ:保健所の動物のこと
サンタクロースからの、お願い事
https://scotyakko.exblog.jp/26149587/
もしも
クリスマスのプレゼントのリストに 犬 が含まれているのならば
どうか
最寄のシェルターに行き、そこから犬を迎えてください
わたしは、生態販売をするペットショップには立ち寄りません
非人道的なパピーミル(仔犬の繁殖所)を支援しません
~ サンタクロース
(私なりに、英語を訳させて頂きました)
今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。