今年は5年に1度の動物愛護法改正の年
では、恒例によりまして、Before and After をご覧ください。
特にショコラの変身ぶりは、かあさんもどこの子かと疑うほどです。
![](https://scontent-nrt1-1.xx.fbcdn.net/v/t1.0-1/p50x50/39675822_1772950732821167_5948328631771070464_n.jpg?_nc_cat=109&_nc_ht=scontent-nrt1-1.xx&oh=d4976c3cd9f8d7ef111f971088d2a367&oe=5C401DDD)
もうすぐ始まる秋の臨時国会から来年の通常国会にかけて愛護法改正が山場を迎えます。
今マイクロチップの義務化やアニマルポリスの設立など様々な主張がありますが、
《八週齡規制》
法改正のポイントの一つは「八週齡規制の厳格な実施」です。
八週齡規制とは生後八週までは親子を引き離さないと云う事です。
現在付則によって七週が認められているのを八週齡にする事が求められています。
仔猫、仔犬の社会化に大きな影響を与える週齡規制を厳格に実施すれば、
仔犬や仔猫が成長した際の問題行動が減少し、結果的に終生飼育にも繋がる事にもなります。
《飼養施設の数値規制》
第二のポイントは飼養施設の数値規制です。
福井県のパピーミルが問題となりました。
400頭以上の犬猫を2人で飼育していました。
母犬たちはすし詰め状態でした。
それでも行政は指導しか出来ず、不適正な飼育であると明確に判断出来ず、
愛護団体による告発も不起訴処分となりました。
何故行政がきちんと指導出来ず、不起訴処分となったのか?
その理由は明確な数値規制がないからです。
数値規制とは具体的には、動物の頭数に対する飼育員の人数。
一頭に対する繁殖回数の上限。
一頭に対する飼育面積の基準等が挙げられます。
この様な明確な数値基準が無ければ行政も指導出来ないし、罪に問う事も出来ません。
それを明確にする事でパピーミル(仔犬工場)は潰せます。基準通りにやれば商売にならないからです。
今、アニマルポリスの設立を求める人たちもいますが、
アニマルポリスを作っても数値規制が無ければ取り締まる事も出来ません。
数値規制がないままアニマルポリス作っても
今と変わらず「酷く残虐な特異な虐待」しか取り締まる事は出来ません。
HUGは今回の愛護法改正のポイントは「八週齡規制」と「飼養施設の数値規制」だと考えています。
ペット業界のあり方に苦しむ動物たちを救う為にどうしても必要な事なのです。
最後にペット業界はこの八週齡規制と数値基準には反対し、
アニマルポリスやマイクロチップについては賛成しています。
そんな業界のスタンスを見ても、この二点が大きなポイントである事がわかると思います。
今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。