「蛇口」 | フィリオとショコラのちいさなおうち

「蛇口」

ショコラがうちの娘になってくれて1年3か月が過ぎ、新しい家族や暮らしにも慣れてきました。

とても懐いてくれて、おにいちゃんが大好きで、愛らしい頭のいい、とても良い子です。

でも、彼女はまだ超怖がりで、いつもおどおどと相手の顔色を見て忖度しているふしがあります。

もう100%心を開放して自由奔放に過ごし、我がままを言ってくれて良いのですが、

嫌われては大変、捨てられたら大変と思うのでしょうか。

 

彼女が囚われていた繁殖場は、彼女の腰の大きな傷跡や声帯を破られていることや、

器でご飯を食べるのが苦手だったり水を飲む習慣がなかったりすることから、

かなり劣悪な環境で、手荒に扱われていただろうと推測されます。

散歩したことも、外に出たこともない、愛されたことなど勿論ない、哀しい10年でした。

彼女はその記憶から、なかなか抜け出すことが出来ません。

 

生体を売っているペットショップの、商品の仔犬たちはほとんどが、繁殖場から売られてきました。

可愛いい仔犬たちのお母さん犬の悲惨さを、ご存じで買われる方は少ないかもしれません。

ですから、一人でも多くの方にお伝えしたいのです。

ペットショップで、どうぞ仔犬を買わないでください。

この子たちの裏には、たくさんの繁殖犬のおかあさんの犠牲があります。

ペットショップで買うことは、この生体流通の闇に加担することです。

 

 

 

 

 

 

 

FBより、

さんの投稿をシェアします。青字は転載です。
 

「蛇口」

よくペットショップが 殺処分の「蛇口」と言われる事があります。

確かに「抱っこ商法」とも言われる無責任なペットビジネスのあり方は

殺処分の一つの要因となっているのは否めません。
でも私たちHUGは ペットビジネスを殺処分の「蛇口」として考えるべきではないと思っています。

その理由は、先ず、「飼い主となろうとする人々」が犬や猫たちと暮らす事の責任など考えもせず、

まるでコンビニで商品を買うかの様に犬や猫たちを買う事、その意識が本当の「蛇口」であり、

その無知な消費者とペット業界との「需要と供給」の関係があるからこそ、

酷いビジネスモデルが今も平然と行われているに過ぎないからです。

またHUGが危惧しているのは ペットショップを殺処分の「蛇口」として語る事が結果的に

今の業界のビジネスモデルを温存してしまう事に繋がりはしないかと云う事です。

つまり、今の業界のあり方を殺処分の「蛇口」として語る事で、もし殺処分ゼロが全国で達成された時に、

生体小売業の規制を求める声が小さくなりはしないかと云う事です。

今殺処分ゼロを求める動物愛護の声が一般の人々まで広がっていて、

それに伴い余りにも酷いペット業界のあり方に 批判が出始めています。

でも、ある意味今は動物愛護ブーム、殺処分ゼロブームの様なものだと思っています。

未だ殺処分ゼロイコール犬と猫たちの幸せの実現と思っている人々がたくさんいる事がその証拠です。

そんな状況でゼロが実現されれば一般の多くの人々の生体小売業の規制を求める声が

小さくなりはしないかと危惧しています。

だから私たちHUGは ペットビジネスを殺処分の「蛇口」として考えるべきではないと思っているのです。

パピーミルや、流通のあり方、無責任な販売方法、その全てに於いて

ペット業界は殺処分と無関係に変わるべきなのです。
殺処分の「蛇口」としてではなく ペット業界のあり方自体が変わるべきなのです。

そしてそれは動物愛護の問題と云うだけではなく、コンビニの大量破棄問題や、

ファストファッションの裏で苦しむ第三世界の人たちの問題と同じく、

大量消費社会と云う私たちの社会のあり方自体を 見直す事なのではないかと思います。

HUGHP https://www.hug-the-brokenhearts.net/

 

 

 

今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。


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