「消極的動物愛護」
「保護犬」を誤解されておられる方が、多くいらっしゃるように思うのです。
虐待されていたり酷い環境に囚われていたりと、心に傷を持っている子はハードルが高いと感じたり、
高齢犬は躾けが難しいと考えたり、病気がちではないかと思われる方もおられます。
いいえ、犬はどんな犬も人が大好きで、愛されたいと願っている動物です。
過去を覚えてはいますが過去を恨んだりすることはなく、現在の幸せに生きる動物です。
勿論、慣れるのに時間がかかる子はいるでしょう。
でも必ず、可愛がったら懐いてくれます、愛したら愛し返してくれます、絶対です。
むしろ彼女は幸せや愛情に敏感で、普通の暮らしに感謝の心を持っているように、かあさんには思えます。
「消極的動物愛護」
動物愛護活動。
そう言葉にすると何か大袈裟な事の様に感じる人も多いと思いますが、本当はそうではありません。
例えば「買わない」 「飼わない」
ペットショップで命を「買わない」
これは今のあまりにも酷い生体小売業のあり方を変える為のアクションです。
犬や猫たちを迎えるなら里親になる。
生体販売に対する反対の声があり、あまりに酷いペット業界も当然批判されるべきですが、
需要があるから供給があるんです。
ペット業界の法規制はもちろん必要不可欠ですが、消費者が変わる事が必要なのは間違いありません。
ペット業界の裏側を知ってください。
決してペットショップで「可愛い、癒される」なんて言えませんから。
次に安易に「飼わない」
これも大事な事です。犬や猫たちを迎えるには「資格」が必要なんです。
時間、生活環境やライフスタイル、お金、いろんな条件をクリアした上で
終生変わりない愛情を注ぐ人だけに 彼らを家族として迎える「資格」があるのです。
当たり前です。犬も猫も命なんです。物ではありません。
「買わない」「飼わない」
これらは積極的な「動物愛護活動」ではありませんが、
その選択だけで物事の本質を変える事に繋がる 「動物愛護活動」なんです。
誰にでも出来る「動物愛護活動」なんです。
「動物愛護活動」なんて誰にだって出来るんです。
今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。