ゆずの木 | フィリオとショコラのちいさなおうち

ゆずの木

庭に柚子の苗木を植えました。
娘のゆずが、一生懸命生きた証に。

昨年の11月にゆずは繁殖場からレスキューされ、ちょうど柚子の実が色付き始めた頃でしたので、
預かりボランティアさんに「ゆず」という仮名をつけて貰ったそうです。
この小さな苗木がしっかりと根を張って、夏には緑の葉を繁らせ、秋には小さな実を付けて、
そして初冬に金色に色付き始めたら、かあさんはどんなに嬉しいでしょう。


10年間もの長い間繁殖場に囚われて、自由だったのはたった半年でした。
でもわずか3か月でもこの家で、この家族で、最後に穏やかな暖かな暮らしが出来たこと、
7cmの巨大な肝臓癌と多臓器転移を抱えていたのに辛い症状もなく、元気一杯だったこと、
直前まで楽しく散歩していた、苦しみのない突然死だったことを、
ゆず、あなたは幸運だったと思ってくれるでしょうか?










ゆずの身体を神様にお返しした翌日、
かあさんは公園をフィリオと歩いていて、このブログの読者と言われる方に声を掛けられました。
ゆずのことをご存じで、泣いて下さって、次に迎える子は里子にすると仰って下さいました。
ありがとうございます。
お一人でも里子を選択して下さることが、拙くてもこのブログを書いている目的です。
そうだ、ゆずの為にもブログを再開しなくては!

ゆず、あなたが会わせてくれたんだね?
いつまでもくよくよ泣いてばかりいても、きっとゆずは喜ばないでしょう。
今はまだ無理ですがもう少しだけ落ち着いたら、きちんと前を向いて立ち上がって、
ゆずと同じ境遇の子を、又迎えたいと思います。
ゆずがそう望んでいるような気がしますから。


ゆずが亡くなる前日の公園散歩です。
千里北公園の緑の丘で、大好きなボール遊びを、なんどもなんどもせがみました。
このお気に入りの黄色いボールも持たせましたから、きっと今頃は虹の橋のたもとで、
ボールを追い駆けて跳び回っていることでしょう。
















前日、公園から戻ってからのお昼寝と、夕食後のとうさんとの時間です。






亡くなる当日の朝散歩です。










ゆず、
さようならは言わないよ。
きっと又、会えるからね。


今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。


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