FIGLIO -怒りと哀しみー | フィリオとショコラのちいさなおうち

FIGLIO -怒りと哀しみー




いったいどうしたら、こんな残酷な事が考えつけるのだろう!

マウスを握る手が、怒りと哀しみで震えています。


富山市で、顔だけを出した状態で生き埋めにされた犬が救出されたニュースは、もうご存知だと思います。

新聞には、悪質ないたずらとありましたが、私には到底いたずら程度とは思えません。

この子は、どんなに怖い、どんなに悲しい想いをしたことでしょう

犯人は、犬には心も感情もないと、たとえ恐怖にさらして殺しても罪悪感など要らない「モノ」だと、思っているのでしょうか・・・

子供の虐待と同列に語ることは反論を買うことでしょうが、子供でも犬でも、自分より小さないたいけない命をなぶるような犯罪は、人間のする事ではありません。




あなたも私も、犬と暮らしている人なら誰でも、勿論犬にも心も感情も知能もある事を知っています。

彼がなんの打算もない真っ直ぐな愛情を注いでくれ、いつも彼に癒され、そして彼をこよなく愛おしく思っている事を、あなたも私も知っています。

しかしながら世間では、ごく常識的で好意的な人でも、犬は愛玩動物で家族だとは思っていません。

法律ときたら、犬は「モノ」と位置づけていて、交通事故は物損で処理されます。

保健所に遺体の処理を聞いたら、生ゴミに出すよう言われた事もあります。





フィリオ。

君をペットとして飼うのではなく、家族として共に暮らしています。

人間の三人の息子達が巣立って行ったあと、四人目の息子として君を迎え、父さんは君をフィリオ(=イタリア語で息子の意)と名付けました。

君は母さんの所有するモノではなく、意志を持つ君自身であると、尊重されるべき自由な命であると、考えている母さんは異端なのでしょうか・・・?


今日もお読み頂き、ありがとうございました。



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