FIGLIO -歳を取るということー
君の脳みそはデジタル?、アナログ?
歳を取るという事は、年々出来ないことが増えてくる事でもあります。
例えば・・・・
バス停の50m手前で、件(くだん)のバスに追い抜かれたとします。
若い頃の私なら全力疾走で追いつき、スケジュールの支障はなかったでしょう。
今の私なら、老人性膝関節炎を労り、バクバクするだろう心臓を労わるので、疾走などとんでもない、バス1台を遅らせても地球は回っているさと開き直るでしょう。
例えば・・・・
世の中すべからくデジタル化しても、それを使う脳みそはアナログなので、自己流のパソコンがトラブっても、まあ適当にごまかしちゃえは日常茶飯事。
例えば・・・・
固有名詞はたいがい忘れるので、夫との会話はホラあれ、ホレそれ、アソコのナニ。
それでも充分伝わるのが、長年の夫婦の妙というものです。
しかしながら歳を取るという事は、年々出来ることが増えるという事でもあるのですよ。
長く生きていると色々な人達と遭遇するので、受容れられるキャパシティが広がります。
若い頃は自分の価値判断で相手も評価していましたが、自分はこう考えるけれど、君はそう考えるのね、うんうん受容れましょうというわけです。
経験を積むことで考え方の幅が広がると、人は寛容になります。
寛容になると、相手に優しくなれます。
自分が中心で地球が回っていたのに、自分は特別な存在ではなく、たくさんの中の一人に過ぎないと気づくことが出来ます。
歳を取るのも、あながち悪いことばかりではありませんね。
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