FIGLIO -正義と真実の府 その2-
尖閣諸島の漁船衝突問題で、中国人船長が釈放されました。
那覇地検の次席検事は、外交的配慮をその理由の一つにあげています。
確かに中国との関係が緊張しつつあるのは事実でしょうから、国交断絶や報復などの事態になる前に政治的な決着をつけるのは、外交上むべなき判断かもしれません。
その判断自体を否定するつもりはないのです。
でもその外交上の配慮は、政治家がすればいいと思うのです。
司法の府は、法にのみ忠実であって欲しい。
正義と真実にのみ、忠実であって欲しい。
弁護士バッジはひまわりの花芯に天秤が彫られたデザインですが、ひまわりは自由と正義を、天秤は公正と平等を象徴しています。
法曹界で禄を食んでいた亡父は、奈良地検の次席検事を最後に、弁護士に転進しました。
父が生きていたらこの解決法をなんと評したか、尋ねてみたい気がします。
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