FIGLIO -朝の散歩ー
かあさん、起きてよ、ペロペロ・・・
まだ起きないな、よーし、ペロペロペロ・・・・・
うぅーーん、フィリオ、まだ早いよ、もうちょっと寝かせて・・・
お・き・て!散歩に行こうよ、もう明るくなってきたよ。
早く、早くぅー!
うぅーーん、仕方ないなぁ・・・
寝ぼけ眼で出陣しましたが、爽やかな秋の空気が胸いっぱいに広がって、心地良い早朝の散歩です。
まだ街は眠っているらしく、時折ジョギングの人やワンコ連れの人とすれ違う他は、静まり返っています。
珍しくコーギーの女の子とワンワン!の応酬をして、しぃーっと叱られ、柴のお兄さんとは仲良くクンクンのご挨拶をして、あっちに寄りこっちに止まり、やっと公園に着きました。
百日紅(さるすべり)が満開です。
今年の酷暑には人もワンコもげんなりしましたが、百日紅はたわわなほど咲き誇り、葡萄もメロンも例年に無いほど甘いように思います。
適応できる力を生命力と呼ぶなら、人工の街に住む便利で快適に慣れた人間はどうなのでしょう。
人類が自らの驕りで滅びるのは、そう遠くないかもしれませんね。
たっぷり公園で遊んでから、川沿いの道をゆっくり歩いて帰ります。
フィリオは、増えてきた人達とおはようの挨拶を交わしながら。
フィリオによかったねと言ってくださるあなた、下のバナーをクリック御願いします。