FIGLIO -母の遺産 その2-
三姉妹で、静岡県掛川市にあります菩提寺に、母のお墓参りに行ってきました。
ずっと気になりつつ納骨式以来の一年ぶりで、お花も枯れ果てていましたが、きれいに掃除しお花を飾り、お線香を手向けて、母とゆっくり話しが出来ました。
姉達も私もとても癒されて、清清しい気分で、帰途の新幹線は家族の想い出話に興じました。
私達が子供の頃、大阪から掛川までは東海道線を汽車に乗り、遠い遠い道のりでした。
父も母もまだ若く、小学生の兄をはじめ4人の子供達を連れ、故郷に墓参するのが、夏休みの恒例行事でした。
歳月は流れて三婆だけが生き残りましたが、便利に近くなったお墓に、今年もまた皆で会う事が出来ました。
慈愛深く私達を育てた母が余命僅かと知った時、私達三姉妹は、もともと仲良しではありましたが、かつてないほど結束し協力することになりました。
お母さん、お母さんが遺してくれた一番大きな遺産は、私達三人を強くし、ますます結びつけてくれたことかもしれませんね。
これからも一生助け合っていきますから、安心して見守って下さいね。
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