FIGLIO -チロのことー | フィリオとショコラのちいさなおうち

FIGLIO -チロのことー

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25年も前、息子達がまだ子供だった頃、チロという名のワンコを飼っていました。

当時は岡山に住んでいましたが、家の周りは田園地帯が広がり、近くの小川には蛍が飛び、メダカもザリガニも取り放題。子供達は田んぼの畦道を伝って、小学校に通っていました。

チロは夫が貰ってきた可愛い仔犬でしたが、柴のはずがあっという間に大きくなり、どう見ても雑種の大型犬に育ちました。

大きなくせに優しくて、自分のエサをスズメが啄ばんでも、黙って待っていたものです。

とても力が強くてよく逃亡しましたが、田舎の事とてさして大騒ぎもせず、自然の中で充分遊んでお腹がすいたら帰ってきました。

そのチロも8才で亡くなり、今は岡山の動物霊園に眠っています。

庭の犬小屋の前にしゃがんでいつまでも泣いていた息子の後姿を、懐かしく想い出します。

大阪に帰ってきた時岡山の家は貸家にしてきましたが、あの赤い屋根のチロの小屋が、裏庭の片隅に今も残っています。


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