FIGLIO -びびちゃんの事ー | フィリオとショコラのちいさなおうち

FIGLIO -びびちゃんの事ー



         FIGLIO -フィリオへの伝言
ビビちゃんは息子夫婦の愛犬で、我が家で預かった夜に亡くなってしまった子です。

きちんとしつけされている賢い、優しい子でした。

もう老犬で心臓などいくつかの持病があり、目もほとんど見えず耳も聞こえず散歩もトボトボでしたが、その日は特に危険な兆候など感じなかったのです。

いつもの部屋に彼を寝かせ、12時過ぎに様子を見た時は普通に眠っている様に見えました。

皆寝静まった午前4時頃、フィリオが私を起しに来て何度も「起きて!」と引っ張りましたが、私は朝の散歩の催促と思い、まだ早いよ、と言って起きてやりませんでした。

そして朝、ビビちゃんの部屋をのぞいた時、彼が天に召されているの知ったのです。


フィリオはいつも6時ごろに父さんを起すのが習慣で、4時に私を起すなど異常な事だったのに、私は気づいてやれませんでした。

あの時ビビちゃんを見に行っていたら、たとえ助ける事は出来なかったとしても、一人ぼっちで逝かせることはなかったのに・・・

せめてこの手の中で逝かせてやれたのに・・・

息子達の大切な子を預かって死なせて返したあの日から、ビビちゃんが逝ってしまったあの日から、今日で2年がたちました。





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