犠牲祭(Hari Raya Idul Adha 1445 Hijriah) | ジャカルタごはん

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2023年9月、ジャカルタに転居。
ジャカルタ生活の記録です。

本日は「犠牲祭」で、インドネシアは祝日です。

 

「犠牲祭」というのは日本語の意訳で、英語(元はアラビア語)ではEid al-Adha(イード・アル=アドハー)といい、預言者の信仰を讃える祝祭です。

断食月の終了を祝うEid al-Fitr(イード・アル=フィトル、インドネシアではレバランともいう)と並んで、イスラムの2大祝祭といわれています。

 

犠牲祭はイスラム暦の巡礼月(12月)の10日から14日までで、同月の8日から10日にメッカ郊外で行われる儀式に参加するハッジ(大巡礼)を締めくくる祝祭でもあります。

 

犠牲祭では、経済的余裕のある人々が羊や牛を贄として神様に捧げます。

その捧げられた肉は、家族、親戚、経済的に豊かではない人々と分けていただくそうです。

 

インドネシアには地域特有の犠牲祭の伝統もあり、チルボンには特別なガムランの演奏「ガムラン・セカテン」の伝統が、ジョグジャカルタには宮殿の庭からカウマンの大モスクまで農産物の神輿を担ぐ「グレベッグ・グヌンガン」の伝統が、スマランには礼拝の後に農作物や家畜と共に行列が練り歩き、行列で使われた農作物などを地元の人々に分け与える「アピタン」の伝統があるそうです。