インドネシアのチョコレート | ジャカルタごはん

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2023年9月、ジャカルタに転居。
ジャカルタ生活の記録です。

インドネシア語でチョコレートは「cokelat(チョクラッ)」。

インドネシアは、コートジボワール、ガーナにについで、カカオ生産量世界第3位です。

生産量はスラウェシ島が一番多いものの、スマトラ島、ジャワ島、バリ島、フローレス島、パプア...等、各地で生産されています。

 

インドネシア産のカカオは、マレーシア、アメリカ、インド、中国、オランダ...等に輸出されていますが、品質の問題で、日本にはあまり輸出されていません。
日本でのカカオ輸入量のうち、インドネシア産のカカオは約0.3%(2019年データ)とのことで、日本での知名度は高くないというのが現状です。

 

インドネシア人の1人当たりの年間チョコレート消費量は、2018年のデータで日本人の約1/4以下でしたが、近年は増加傾向にあるそうです。

 

庶民向けのお手頃価格のチョコレートとしては、インドネシアで創業し、現在はシンガポールに本社をおくPetra Foods(Delfi)社の「Silver Queen」や、Cadbury Indonesia社の「Cadbury」などがあります。

 
 

一方で、インドネシア産のカカオを使用した高級チョコレートブランドが多数あります。以下…

 

☆Chocolate Monggo(ジョグジャカルタ)2001年創業
創業者はベルギー人ショコラティエ。
スマトラ産カカオ豆のカカオバターが100%使用されている。
植物性油脂や添加物は不使用。

 

 

☆Junglegold Bali(旧Pod Chocolate、バリ)2010年創業
厳選された有機栽培のバリ産カカオ豆が使用されている。

その他の原料も全てバリ島産で、100%植物由来で添加物不使用。

 

☆Pipiltin Cocoa(ジャカルタ)2013年創業
アチェ、イーストジャワ、バリ、フローレス、パプアのカカオ農家と直接取引をし、質の良いカカオを仕入れている。
最低限の材料でチョコレート本来の味を引き出したチョコレートを製造している。

 

 

☆Krakakoa(ジャカルタ)2013年創業
「Bean to Bar」ではなく、「Farmer to Bar」を実践しカカオ農家を支援する。
イギリスのチョコレート選考会「Academy of Chocolate」でインドネシア発のブランドとして初めて賞を獲得した商品もある。
さまざまなフレーバーに加え、スマトラ島、スラウェシ島、バリ島産のそれぞれのカカオだけを使って作られたシングルオリジンチョコレートなど種類も豊富。

 

 

上記以外にもCau、Couve、Delicacao、The RR Chocolate、Valenco、Vel Moriz、Wawel、WoCA、Workas、等々。

あまりにも種類が多すぎて選ぶのが大変なくらいです。

 

私はいままでMongo、Pipiltin、Krakakoaを試してみたことがあります。

どれも口溶けはいまいちな気がしますが、カカオの香りがよいです。

また、甘さが強めのため、ダーク系がおすすめです。