ホメオスタシス(恒常性の維持)により、人体は、生理的に通常は、良い状態(抽象的な表現)?に保たれている。体温もそうだ。セットポイントと言って、一定の温度に保たれる。通常は、腋下で計って、36.5度前後。しかし、このセットポイントが上にずれると、高体温・・・発熱する。
発熱は、内因性・外因性の二つの発熱物質により起ると言われる。
①外因性は、言わずと知れた、細菌、ウイルスなど。
②内因性は、インターロイキン1、2、インターフェロンなど(詳細は、生理学、生化学の本をご覧下さい)。内因性発熱物質は、プロスタグランジンEを介して、視床下部の体温中枢に作用し産熱を高める。解熱剤として服用されるアスピリンは、このプロスタグランジンEの産生を阻害するために、セットポイントを元に戻す(つまり、体温を下げる)。
内因性発熱物質のインターロイキンなどは、ウイルス感染時に産生されるが、これらは炎症反応のメディエーターとして知らている。つまり、インフルエンザに感染した場合、これらメディエーターが体温を上げることによって、インフルエンザウエイルスに攻撃をかけている。つまり、免疫系が動いて、体を守ろうとしている。これを解熱剤で下げると言う事は、体を悪い方向に持っていくことになるのでは・・・・・
まあ、細胞を構成する重要な要素であるアミノ酸は、高温に弱いので、セットポイントを大きく逸脱して高温になると脳や消化器など細胞がやられてしまうので、解熱剤を処方するわけなのだが・・・。
こう考えると、外傷により患部に炎症反応が起るのも、損傷した組織の回復、新しい組織のリモデリングの過程なわけだから、アイシングによってそれを抑えることは、どうなのだろうか
と考えてしまう。もちろん、データを元にクライオセラピーなどが考案されたことはわかるし、その効果も、自分で何度も使ってみてわかるのだが・・・・・(+_+)
とは、言うものの、21日から開催されるレスリング天皇杯では、選手が負傷したらアイシングはするのですが・・・(*^.^*)
