筋線維は、ご存知のとおり、大きく分けると、速筋線維と遅筋線維に分かれる。現在では、細分化して、7~10種類(もっと多くに分類されているのかもしれない?・・・勉強不足です(*^.^*))。
また、運動単位で見れば、速筋をコントロールする運動ニューロン(神経)と遅筋をコントロールする運動ニューロンは違う。ランニングで、言えば、30mダッシュをした場合は、運動単位は速筋系が活動し、10kのジョギングは、遅筋系の運動単位が動く。 野球のピッチャーは、瞬間的なピッチング動作を断続的に繰り返すので、10mダッシュ、休息、10mダッシュ、休息と言うパターンを30分、60分(これは、かなり辛いトレーニングです!)続ける、レペテーショントレーニングが、実践に適したトレーニングになるのだろうか。
ウエイトトレーニングで、言えば速筋を鍛えるので、ある程度の高重量(10回できる程度から5回できる程度、あくまで*基礎筋力がある場合)でのスクワットを実施する。これで、野球解説者が言うところの投手のための足腰?が鍛えられる。主に使用する筋線維のためのトレーニング。
筋線維の増殖は、筋線維にかかる色々なストレスによって起るが・・・・・。
筋線維内核内DNAに刻みこまれている遺伝子情報(ミオシンアイソフォーム)は多数あり、トレーニングによる刺激に伴って、m-RNAに読み込まれ、筋線維が合成される(m-RNAの転写の際の促進因子も筋線維同様種類が異なる)。
ミオシンアイソフォーム、俗に言う設計図は、①筋活動(収縮・弛緩)の結果起る変化(酸素分圧、二酸化炭素分圧、pHの変化など)、②筋線維の損傷度合い などによって、選別されると言われている。
筋が、持久的な動きをすれば、それに合った遺伝子情報(設計図)が選択され、それに基づいて筋細胞(遅筋タイプ)が作られる。同様に瞬発的な動きをすれば、・・・・・速筋線維が作られる。
筋線維が細分化されていることが判明していると言うことは、、それぞれに適した刺激(各競技において、必要とされる動き、負荷)を与えないと、それら線維が発達、増殖しない。つまり、競技能力が向上しないわけである。
アスリートのトレーニングの場合、競技において、どのよう筋力の使い方なのか?理解していないと無駄なトレーニング、或いは、取り返しのつかない?体を作るためのトレーニングになってしまう。スポーツニュースで、言われる、走りこんでスタミナをつける(何のスタミナなのだろうか・・・(+_+))、足腰を鍛えるは、ややもすると無責任な解説であると私は思う。100m選手は、マラソンのトレーニングはしない!これは誰でもわかると思うが、球技や格闘技など、中庸速筋型と呼ばれるカテゴリーに入る競技になると、これらの理論が通用しなくなり?走り込みが、まかりとおり、遺伝子情報は、選手、指導者の意図としていない設計図が選択され、筋細胞が作られる。
競技能力の低下 ・・・ 引退 (><;)
『運動生理学、トレーニング科学』、トレーナー、コンディショニングコーチは当然なのだが、指導者、解説者も最低限は、学ぶべきであると思う(各年代の体育教師も!!)