夢のあとさき -4ページ目

夢のあとさき

いつまでも恋をしていたい心とままならない時の流れ

頻繁ではないけれど再び気持ちが通いあうメールのやり取りが始まった。ハナミズキが咲き始めたとか、仕事の企画が上手くいったとか、日々の移り変わりを知らせ合い、その中にお互いを気遣い合うやり取りになった。

次のデートは、ほぼ一年前に小さな感情のすれ違いから疎遠になるきっかけとなったデートをした街でした。その街でもういちと会うことの意味を彼女も分かってくれたことだろう。食事とワインを楽しみ、その後古い静かな街並みの夜の空気の中を手を繋いで歩いた。人目のない、街灯の落とす影の中で短く強く彼女を抱き締め、「大好きだ。」と囁いた。彼女を送り届けた後届いたメールにはありがとうの言葉と素敵な晩だったことが綴られていた

そして七夕の頃のデート。食事と二軒目バーでのお酒を楽しんだ後、彼女を送るタクシーの中で手を繋いで
雨に濡れて光る街を見ていた。その時、彼女の頬が左肩にもたれてきた。柔らかい髪の感触を確かめるように右の頬で髪に頬ずりをする。少し覗き込むように顔を向けると彼女もこちらを見上げ、自然とくちびるが重なった。熱い感情が溢れ出るようなキスが続いた。彼女の手は僕の腿の上にあり、その手を取って自分の中心部分に置いた。その手は逃げることもなく、固く熱いそれを軽く包むような動きをしてしばらくそこにあった。

「寄っていこうか、、、」と囁く。彼女はこちらにしな垂れ掛かったまま「今、何時?」と聞くだけ。暫く沈黙が流れた。もうそれなりに遅い時間になっていた。自分も彼女もその後のことを考えるとやはり無理は出来ない。「この次会う時は、、、必ずね。」と決断を伝え、彼女は小さくウンと頷いた。

これが「待ち望んだ時」の前のことた。