近日出版されるAI英作文術に関する拙著のタイトルが決まりました | ある日、タシケント@ウズベキスタンの大学の副学長になった私の日常

ある日、タシケント@ウズベキスタンの大学の副学長になった私の日常

「最短ルートで迷子にならない!理工系の英語論文執筆講座」の著者が伝える、魅力的な論文の書き方、研究テーマの育て方。
もちろん、英語ライティングのことも。イギリス大学院、大手企業、大学教員を通じて得た知識と経験を紹介しています。

私は2年ほど前から、ある本を執筆していた。

 

 

そして、最近、いよいよ、そのタイトルが決定した。

 

その本は、Google翻訳などのAI自動翻訳を最大限に活用するには、どのようなことに気をつければ良いのかと言うことをまとめた内容なので、筆者の気持ちとしては、表紙からは以下のようなメッセージを通りがかる人に伝わるようにしたいと考えていた。

 

(1)この本で紹介する英作文の方法は、まさに新時代の英作文の技術と言える内容である
(2)英語が苦手な人でもAI自動翻訳を使えば、英語が得意な人に匹敵する英文が書ける
(3)ただし、AI自動翻訳に頼って良いことと、そうでないことがあることは意識しなければならない

 

それを踏まえた上でいくつかのタイトルの候補を考えていた。

 

自分が考えていることを全部盛り込むとすれば、

 

「秘密は入力する日本語!?英語が苦手な理工系のためのAI自動翻訳を活用した英文作成術 あなたがAI自動翻訳に頼るべきこと、頼ってはいけないこと」

 

などになるのか?と思ったが、流石にこいつは長すぎる。

 

シンプルに攻めるとすれば、

 

「理工系のためのAI自動翻訳活用した英文作成術」

 

みたいになるのだろうか。

 

最近流行りの「〇〇は9割」みたいな感じで攻めるなら、

 

「AI自動翻訳活用は入力する日本語が9割!?」

 

と言うことになるが、なんか、いかにも流行りに乗っている感じがして微妙だ。

 

出版社から頼まれて、参考のために私なりにいくつかの候補をあげてほしいとのことだったので、上記の案に加え、その他、

 

「新時代の英作文!AI自動翻訳の活用法 キモは入力する日本語にあり」

 

「自分で書ける!英語が苦手な人のためのAI自動翻訳活用術 頼るべきこと、そうでないこと」

 

「AI自動翻訳による英文ライティング 英語が苦手な人が伝わる英文を書く方法」

 

などを提案した。

 

言いたいことを全部盛り込むとどうしても長くなる。キャッチーなタイトルを意識するとなんとなくチャラくなる。あちらを立てればこちらが立たず、どれもいまいち決め手にかける。

  

出版社でも、これらの筆者の意思を踏まえかなり議論を重ねていただいたらしく、最終的に、『理工系のAI英作文術 〜誰でも簡単に正確な英文が書ける〜』に決定した。

 

『理工系のAI英作文術 〜誰でも簡単に正確な英文が書ける〜』

 

シンプルかつシャープでなかなか素敵なタイトルではないか。

 

これが、書店に並ぶ日も近い。

 

一つ心残りがあるとすれば、発売される日も、私はウズベキスタンに赴任しているため、真っ先に本を手に取れないことである。