「山へ行くつもりじゃなかった。」 -22ページ目

WMD春のリレー・コラムのお知らせ。

いつもの、出稽古先の保育園。
この日も、子どもたちと、リトミック・ソルフェージュのレッスン。

「楽器、もらうたら何て云うんやったっけ?」
恥ずかしそうに、その子は云う。

「ありがとう。」

渡して貰った花輪のすずを、しっかりと、握って。
この子たちは、4月からは、もう4歳児のクラスになる。
誰かの願いが通じたのか、この冬は、たくさん雪が降った。
冬のうたは、また来年。

いつもの、副業バイト先。
珍しく、ビリー・ホリディのジャケットが書かれた週刊誌。
もうすぐ、誕生日なのだそうだ。

今週入荷のCDは、さほどない。閑散とする店内。
立ち読みのお客様は、いつも通り。

レジで応対をする、お客様。
年齢性別は関係なく、お会計のときに、
イアフォンをつけているお客様が、
相変わらず、どうしても、気になって仕方がない。

大抵、素っ頓狂なタイミングで、
「レシートは、いりません。」と、一言。
カルトンに、残される、白い紙片。


いつもの、真夜中のダンス・フロア。
こちらは、京都。京阪丸太町駅途中にある、クラブ。
4月のパーティで300回めを迎える、老舗パーティ。

大きな音でかかる、ロリッタ・ホロウェイの曲に合せて、
リップ・シンクをする、ドラァグ・クイーン。
お客様は、とても、愉しそう。
真夜中のダンス・フロアは、良い笑顔があってこそ。

ボクは、お酒に酔ったからか、
とても幸せで、なんだか申し訳なくなって。
ステージの照明が、滲んで見えた。


いつもの、定時連絡。いつもの、相手。
コンビニエンス・ストアの前で、電話をかける。

店の灯りは、入り口付近は消えている。
もちろん、看板も。
それはそれで、良い気分。それは、それで構わない。


いつもの、真夜中のダンス・フロア。
こちらは、大阪。北新地にあるクラブ。
奇数月に行われている、このパーティ。
毎回、本当になにがかかるか、わからないパーティ。
それは、とても素敵な時間が過ごせるということ。

「もう、これからは、皆が知っている曲しか、かけない。」
ボクの尊敬する方は、そう云って笑った。

5月は、果たして、どんな曲が聴けるのだろう。
いまだに、夜のクラブ活動は、
ちょっと背伸びをした気分になる。大人の世界。


いつもの、こと。いつも通りのこと。

いつも通りの毎日って、一体なんだったんだろうか。


3月11日に、到底いつも通りではないことが、起こってしまって。

とても、悲しいことも、同時に起こってしまった。
そして、今も本当に精一杯、ご尽力されている方々が、東北の地にいらっしゃる。

どうにもならない、曇った気持ち。
リテラシー。という言葉について。
知ってたつもりだったのに、世間には身勝手な人が、たくさんいる。
ということを、再確認しなければいけないこと。
「お先真っ暗。」
東京は、節電で灯りは確かにないのだけれど。


これは、いつものことではない。

どうせならば。
こういうときだからこそ。


ボクは、自分のことよりも、音楽が好きなので、
いわゆる渋谷系。な音楽も好きなので。
いつものように、音楽を聴いて、音楽にまつわることを
あれこれ、考えたり、話したりしたい。


「どこかが足りない」から、音楽で埋め合わせている。
と、思われても、別に構わない。
音楽を聴いて、癒される。なんて、ボクは、絶対に、クチにしたくもないけれど。
ささやかながら、ちょっとした、気分転換。には、なるはず。


『せっかく音楽が聴けるのならば。

お腹はふくれなくても、いつか足元を仄かに照らす心の糧にはなる。』


ちょうど1年前。とあるところに、拙い文章を寄稿させていただいた。
これは、自慢でもなんでもない。今でも、どうしたら良いかわからない感じ。
もちろん、これは恋でもない。

でも、せっかく音楽を 聴けるのならば。
今も、そう信じている。

「慮る。おもんぱかる」

という、美しい日本語は、もちろん忘れずに。

好きなことを、いつも通り。
それが、これからの毎日を過ごす、ひとつの秘訣。だと思う。

遠く離れた処に暮らす方々が、心の底から音楽を聴いて、
愉しめる日が一日でも早く、訪れることを祈りつつ。



(Dj kor/中西カオル)





ということで。
前置きが、長くなりましたが。


$「山へ行くつもりじゃなかった。」-relay column 2011



WMD春のキャンペーン。臨時増刊号。

こちらのブログにて、4月から5月の2ヶ月間。
リレー・コラムを、毎週金曜日、正午に更新いたします。
いわゆる、ひとつの「レコード手帖。」
そんな感じで、お届けできればと、考えております。
どうか、ひととき、お付き合いいただければと思います。

執筆陣は、WMDのDJ陣、ミス・オリーヴさん。

それから、公認していただいている、
ごぞんじ、あの方。

ひゃー。なんてことでしょう。
ありがとうございます。

そして、もちろん、コラムは、全て書き下ろしです。

《追記》

第1回 「スウィート・ソウル・レヴュー」を知らなくても、死なない。
missOLIVE April 08, 2011

第2回 渋谷系のことは何も知らない。
KEN April 15, 2011

第3回 僕の失敗学。
SATORU April 22, 2011

第4回 赤い靴のバレリーナ
YUME May 06, 2011

第5回 僕は、5月に恋をする。
HATA May 06, 2011

第6回 ニュー・ミュージック・マシン
FUJIO May 13, 2011

第7回 ドアをノックするのは誰?
kor May 20, 2011

最終回 きみに愛されたいんだ。
小西康陽 May 27, 2011



4月8日更新分の第1回目は、WMDといえば、まずはこの人。
ミス・オリーヴさん。

愉快痛快な、彼女の文章を、どうぞ楽しみに、お待ちください。

それでは、また、次回の更新まで。

Twitterのフォローも、お待ちしております。
では、また。






小西康陽さま、初のソロ・プロジェクト。ついに始動。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

この度の東日本大地震に被災された方々、
またご家族やご友人をお持ちの方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

本当に、どうなっているのか、わからない毎日が続く中、
ピチカート・ファイヴの解散から、10年たった、3月31日。

とても、嬉しいニュースが、飛び込んできました。

WMDを公認していただいている、ごぞんじ小西さんの、
ついにソロ・プロジェクトの全貌が発表されました。

その名も、PIZZICATO ONE。


$「山へ行くつもりじゃなかった。」




以下、公式HPからの転載です。
世に溢れる、カヴァーものとは、(以下省略)
とりあえず、その本気な感じと、選曲と人選の妙の凄さに驚き、唖然とします。
さすが。という感じです。楽しみに発売日を、待ちましょう。

11のとても悲しい歌
ONE AND TEN VERY SAD SONGS

$「山へ行くつもりじゃなかった。」



2011.5.25 RELEASE !
CD:UCCU-1320 ¥3,000 (tax in) UNIVERSAL


KONISHI YASUHARU is PIZZICATO ONE

小西康陽、初のソロ・プロジェクト。PIZZICATO ONE。遂に始動。
キャリア初のソロ・アルバムは、全編、英語曲のカヴァー集。
世界各国からジャンルを問わず集まった、個性豊かな11人のヴォーカリストたち。
小西康陽の編曲が、名曲群の持つ奥深い魅力に光をあてる。

収録予定曲

・ ワン feat. ロージー
One (Harry Nilsson) feat. Rosey 

・ イマジン feat. マリーナ・ショウ
Imagine (John Lennon) feat. Marlena Shaw

・ ア・リトル・ビット・オブ・ソープ feat. ニコル・ウィリス
A little bit of soap (Bart Berns) feat. Nicole Willis

・ アイ・ワナ・ビー・ラヴド・バイ・ユー feat. ウーター・ヘメル
I wanna be loved by you (Herbert Stothart-Harry Ruby) feat. Wouter Hamel

・ バン・バン feat. マイア・ヒラサワ
Bang bang (Sonny Bono) feat. Maia Hirasawa

・ ア・デイ・イン・ザ・ライフ・オブ・ア・フール feat. グウィネス・ハーバート / イフ・ユー・ウェント・アウェイ feat. マルコス・ヴァーリ
A day in the life of a fool (Luiz Bonfa) feat. Gwyneth Herbert - If you went away (Marcos Valle) feat. Marcos Valle

・ メイビー・トゥモロウ feat. クリストファー・スミス
Maybe tomorrow (Quincy Jones-Marilyn Bergman) feat. Christopher Smith

・ もしもあの世に行けたなら feat. ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ
Suicide is painless (Mike Altman-Johnny Mandel) feat. Roger Nichols & the Small Circle of Friends

・ イフ・ウィ・リヴド・オン・ザ・トップ・オブ・ア・マウンテン feat. エリック・マシューズ
If we lived on the top of a mountain (Les Reed-Barry Mason) feat. Eric Matthews

・ 長くつらい登り道 feat. ロイ・フィリップス(ペドラーズ)
A long hard climb (Ron Davies) feat. Roy Phillips (The Peddlers)


readymadeのHPも、あわせてお読みください。

5月の大阪クラブ・カーマである、readymade weekendは、
皆で、「おめでとうございます!」を、云いに行きましょう。








*4月1日も、こちらWMDのブログ、更新予定です。ちょっとした、お知らせです。それでは、また、明日に。








WMD第3集。ご参加、ありがとうございました。

$「山へ行くつもりじゃなかった。」


本当に、不思議で綺麗な満月の夜。

雪が降るかも?雨が降るかも?
なんて、心配は全く必要のない、良いお天気の週末でしたね。

金曜日の冬山ドライヴに、お越し頂いた皆様。
本当に、ありがとうございました。

先着特典のスペシャル・サンプラーを無事、ゲットできた皆様。

おめでとうございます。
どうぞ、冬山ドライヴの思い出の品として、お聴きください。


それから、初の試み。USTREAMの配信中継を
ご覧いただいた(お聴きいただいた)皆様。

お楽しみいただけましたでしょうか。


諸事情により、残念ながら、お越しいただけなかった皆様。
ちょっと、後悔してください。

なんて。

第3集。だけに、三度目の正直。とでも申しましょうか。

本当に、素敵な選曲と共に、愉しく皆様と過ごすことが出来ました。


今回のゲスト、DJ YUMEさんと、我らがmissOLIVEちゃん、
そして、DJ korのちょっとしたトーク・タイムも。
その時にも、話題になりました。

「選曲をしていると、本当は、何が渋谷系なのか、わからなくなる。」

例えば、大好きな作曲家の、あの人は?
もしくは、対極にある、歌手は誰だろう?
とか、いろいろ。

こういうお話は、現地だけでしか、聴けない内容だったり。
次回も、そういうお話が聴けるかも?です。



では、WMDの考える、渋谷系とは?



グルーヴィーで、キャッチーで。
ポップで、ロックで、クール。
そして、ちょっとセンチメンタル。

うーん。
なかなか、文字では表現できません。

なので、この前の金曜日の夜には、
夜の雰囲気と共に、すこしずつ、お届けできたと思います。

でも、いわゆる「渋谷系」の山は、
ダバダバ街道よりも、
やはり、深くて険しい山道で。


なので、またまた、もう一度。

季節が変わる頃に。



大好きな、あの山へ。
みんなで、ドライヴしにいこうと考えています。

そう、出来るだけ大勢の方と、ご一緒に。

ぜひ、次回は、現地でお会いしましょう。

詳しくは、このブログをチェックしていただいたり、
Twitterをフォローしていただいて、WMDからの次回開催のお知らせを、お待ちください。

次回のドライヴはもう少し先ですが、
こちらのブログは、随時更新予定です。

併せて、お楽しみに。



最後になりましたが、
毎回、場所を提供していただいているクラブ、EXPLOSIONの皆さん、
プロモDJをさせていただいた、digmeout ART&DINERの皆さん。
そして、フライヤー設置にご協力いただいた、お店の皆さん。
ありがとうございました。

そして。
いつも、パーティの成功をお祈りしていただいている、
小西康陽さま。

本当に、ありがとうございます。

前園直樹グループの新譜、発売決定おめでとうございます。)


弾丸ドライヴは週末のヴァカンスヘ。
次回のWMDも、おそらく、多分、金曜日です。

ひまわりの花が、揺れる頃に。
大好きなレコードは、いつもすぐに終わる。


それでは、また。