君のママ、何が楽しくて生きてるの? | 我が家はいつも西海岸日和

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アメリカ西海岸から日本へ引っ越してきたハッピーカップル、いつアメリカに戻る?

Angelina & Tommy です。
いつもブログご訪問有難うございます。


現在、我が家の長男は28歳、そして次男は27歳。
今回は10年ちょっと前のお話にさかのぼります。

アメリカの学校は小学校は6年、中学は2年で高校は4年制ですが、
高校に通うようになるとグーんと大人じみた生活をするようになりました。

それは、15歳半位から運転をし始めたからだと思います。
用事がなくても鉄砲玉のようにあっちこっち走りまわってましたねぇ。笑

有名大学に進学させるために厳しく育てている親もいましたが、私はあくまでも本人に将来を委ねたので息子達は自由奔放な高校時代を過ごしました。

その頃、我が家は公共の溜まり場になり、連日4、5人のティーンエイジャー男子が集まり、そのうち居候する子までいました。

彼らが騒がしすぎて隣人が警察を呼んだことも何度もありましたし、
終いにはアパートに居れなくなって、引っ越しもしましたね。 笑

それだけ苦労しても、我が家を溜まり場にしても構わないと思った理由があります。

息子達が中学、高校と上がり、あと何年一緒にいられるんだろう・・・と、離れ離れになる日が刻々と近づき不安になったからです。
(アメリカの子供たちは18歳になると家を離れる子が多いです)

残された時間は3年、それとも2年?
それじゃあ、私は悔いのないように息子達との時間を楽しみたいと思いました。

息子達が外に遊びに行けば、一緒に過ごす時間はそれだけ短くなる。
それなら、彼らが友達を何人連れてきてもイヤな顔せずに一緒にいれば良いんだ!と腹をくくりました。

社交性がある長男はいつも2、3人位友達を連れてきたので、夕食の時間になると手ごわかったです。
大変だったけれど嬉しかった自分を振り返って、私はそれだけ息子達と一緒に居たかったんだな・・・
そんなふうに思っています。

我が家に居候した子や遊びに来た子は
家に帰りたくないとか、
家で自分の居場所がないとか、
帰る家がないだとか・・・
様々な理由があったようですが、彼らが我が家にいられるならそれで良いと判断しました。

一応食べ物もあり、安全な生活ができる場所だから。
(それに私が監視しているし)

外ではワルサをしていた子も多かったようですが、
我が家では至って普通に良い子たちで、
ティーンエイジャーの男子って意外と優しいんだなぁと気づかされました。

彼らを受け入れてくれる大人を探していたのかもしれませんね。

当時はご飯作りで大変だったけれど、今となってはとても懐かしい思い出です。

毎日、色々なティーンエイジャーと関わっていく中で、
長男の友達が私のことを心配して、

君のママは何が楽しくて生きているんだろうね?と言ったそうです。

私が仕事以外の時はいつも家にいたからだと思いますが、公共の場となっていた
家にいることに幸せと感じていたのです。

後から息子に聞いて、
遊びに来ていたティーンエイジャーが心配してくれてた事に涙が出ました。

子育ては限定された期間内にどれだけ密に子供と関わっていけるのか?って事なんでしょうかね・・・

そんなこんなしているうちに長男は三歳児のお父さんになってしまいました。
この10年ちょっと、あっという間でした・・・

子供を育てる事は自分を育てる事でもありますね。
私を成長させてくれた息子達には”心から有難う”と言いたいです。


最後までお読みいただき有難うございました。