こんにちは💫

星よみ公務員です。

 

 

今回は

おとめ座に続く7つ目の星座

てんびん座の物語です。

 

 

 

 

<てんびん座>

 

  • 2区分:男性性
  • 3区分:活動宮
  • 4区分:風のエレメント
  • 支配星:金星

 

 

 

<星座マーク>

 

 

 

 

 

 

てんびん座の物語

 

 

 

「あなたの歌、素敵ね。」

 

 

 

ロングヘアのすらりとした

いで立ちの女性が僕に話しかける

 

 

 

東京に来てから

週2回のストリートライブを始めた

 

 

 

少しでも

自分の歌を届けるためだ

 

 

 

足早に

通りすぎていく人だかり

 

 

 

誰ひとり

自分の歌を聴いてはくれない

 

 

 

それは

自信を失いかけていた

寒い夜のことだった

 

 


 

来る日も来る日も

僕は歌い続けた

 

 

 

雨の日も風の日も

 

 

 

気が付けば彼女は

僕の一番のリスナーで

ファンになっていた

 

 

 

ライブを終えた帰り際

 

勇気を出して

彼女に聞いてみた

 

 

 

「大学生さんですか?それとも社会人?」

 

 

 

「大学生よ。もう少しで卒業だけどね。」

  

 

聞くところによると

彼女は医学部に通う

大学6年生だった

 

 

 

すでに国家試験にも合格し

 

来年からは大学病院での

就職が決まっているらしい

 

 

 

「わたしも歌が好きなの。」

 

 

 

彼女も歌が好きで

 

幼少期は歌手を志していたそうだ

 

 

 

一人娘で

父親が地元の開業医であったことから

 

 

診療所を継ぐことを懇願され

医学部に進学したらしい

 

 

 

僕たち二人は

次第に会うようになっていった

 

 

 

彼女が就職してからも

時間をつくっては会い

 

 

自然と付き合い

 

 

気が付けば

将来を考える関係性になっていた

 

 


 

彼女と出会ってから

僕の人生は変わった

 

 

 

週2回のストリートライブは

口コミで噂となり

 

 

いまや僕の歌のために

100人は集まるようになった

 

 

 

もう少しで

夢だったプロの歌手に

なれるかもしれない

 

 

 

そんなことを意識し始めた

大学3年生のときだった

 

 

 

「ねぇ、私、あと1年で

地元に帰らなくちゃいけない。」

 

 

 

彼女の故郷は

東京から4時間かかる片田舎

 

 

 

このまま

歌手を目指せば

彼女とは離れ離れになる

 

 

 

彼女の故郷に

ついていけば

 

 

歌手になる夢を

諦めることになる

 

 

 

彼女と一緒にいること

 

 

歌手を目指すこと

 

 

 

僕には

どちらかを一方を選び

 

どちらかを一方を捨てる

決断の日が近づいていた

 

 

 

 

解説

 

 

てんびん座の世界では

彼女と出会った「僕」が

恋に落ち、将来を考えるなかで

 

パートナーとの今後の関係性に

迷い悩む様子を描写しています。

 

 

てんびん座は

  • バランス感覚
  • 公平性
  • 正義
  • 契約
  • パートナーシップ

 

といったキーワードであらわされます。

 

 

 

物語のなかで

主人公の僕は、彼女をとおして

 

初めて自分以外の他者がもつ

「社会的な関係性」に出会うこととなります

 

 

心はお互い愛し合っていても

それぞれがもつ社会的な状況は

異なっているのです。

 

 

「夢」をとるか

 

 

「彼女」をとるか

 

 

そんな究極の選択を迫られています。

 

 

 

てんびん座に対応する7ハウスは

「他者の部屋」と呼ばれます。

 

 

人間は生まれてから

他者なしでは生きられません。

 

 

では、なぜ7番目の星座で

初めて「他者」と出会うのでしょうか。

 

 

1番目のおひつじ座から

6番目のおとめ座までに出会った他者は

 

家族という

無条件に自分を受け入れてくれる存在

だったり

 

お客という

あくまで自分のなかに映る他者のみでした。

 

 

それが

てんびん座の世界では

利害をもった二人が対立します。

 

 

物語中の「僕」と「彼女」もそうです。

 

ずっと一緒にいたい

 

でも彼女は地元に戻らなくちゃいけない

 

地元に行けば歌手になる夢は断たれる

 

 

こうした利害対立は

生きていれば、よくあることです。

 

  • 夫婦での利害対立
  • 上司との利害対立
  • 顧客との利害対立

 

 

こうした利害について

客観的な視点で判断できるのが

てんびん座の特徴です。

 

 

異なる意見を天秤にかけ

どうすることが得策なのか

決定できるのです。

 

 

てんびん座は

「優柔不断」で「揺れやすい星座」と

いわれます。

 

 

しかし実際は

無作為に揺れているのではなく

 

客観的な目で

ベストな選択を探っているのです。

 

 

 

コラム

太陽星座の

てんびん座期が始まるのは

ちょうど秋分の日(9月23日)あたりです。

 

 

12星座のトップバッター

おひつじ座が「春分の日」から始まり

てんびん座の「秋分の日」

折り返しを迎えるのです。

 

(「春分の日」「秋分の日」どちらも昼と夜の長さが同じになるのが、また面白い。)

 

 

前述したように

てんびん座の世界から

利害が異なる他者が登場します。

 

 

てんびん座から

12星座最後のうお座までの世界を

 

「社会的な世界」と比喩するのは

このためなんですね。

 

 

 

 

てんびん座の自分へのメッセージ

 

 

あなたの力は

この世界に正義と公平をあたえます

 

 

 

あなたがいるから

世界はバランスを保ち

動き続けていけるのです

 

 

 

ときどき迷い苦しみ

あなたは判断することを

諦めたくなるかもしれません

 

 

 

でも心配しないで

 

 

 

ものごとを

公平に決めることは

簡単なことではありません

 

 

 

その簡単でないことを

成し遂げる力が

あなたにはあるのです

 

 

 

自分の中にある

天秤を想像し

 

深呼吸をしてみて

 

 

 

 

 

 

 

ブログ開設から

早いもので3ヶ月が経とうとしています。

 

 

3日に2回は

記事を投稿していきたいと

意気込んでいますが

 

普段の仕事と子育ての時間も含めると

なかなかタフな毎日が続いています(笑)

 

 

完璧を求めすぎてもダメなので

ときには力を抜くことも大事ですね。

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

 

以上、

星よみ公務員でした☀️

 

 

 

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