こんにちは💫

星よみ公務員です。

 

 

今回は

かに座に続く5つ目の星座

しし座の物語です。

 

 

 

 

 <しし座>

 

  • 2区分:男性性
  • 3区分:固定宮
  • 4区分:火のエレメント
  • 支配星:太陽

 

 

 <星座マーク>

 

 

 

 

 

 

しし座の物語

 

 

それから月日は流れた

 

 

 

僕は高校生3年生になっていた

 

 

 

目の前には担任の先生

 

 

 

横には母がいる

 

 

 

「今の偏差値だと○△大学かなー。」

 

 

 

「まだ時間はあるから、

ほかの大学も狙えるけど。」

 

 

 

「どの大学に行きたい?」

 

 

 

先生が質問する

 

 

 


   

 

「東京に行って音楽をやりたい。」

 

 

 

少しの沈黙をおいて

僕はそう答えた

 

 

 

母の顔が歪む

 

 

 

予算外の答えに

先生も返答に困っている

 

 

 

「東京に行って、自分の歌を

たくさんの人に届けたいんだ。」

 

 

 

迷子になって

 

不安と焦りで

押しつぶされそうになった東京

 

 

 

あれから時がすぎ

僕は東京に強い憧れをもつようになった

 

 

 

高校一年生から始めたギター

 

 

 

勇気を出して

弾き語りした高校二年生の文化祭

 

 

 

あの時の感動を

たくさんの人に伝えたいんだ

 

 

 

同時に

このまま地元にいては

ダメなような気がしていた

 

 

 

安心できる家族や友人が

ここにはいる

 

 

 

でも

ここでは甘えてしまう

 

 

 

僕のことを誰も知らない

そんな場所で自分を表現したい

 

 

 

この想いに

一転のくもりもなかった

 

 

 

「どうしましょう…。」

 

 

 

先生は

心もとない様子で母に尋ねる

 

 

 

「この子が決めたことなら

良いんじゃないですか。」

 

 

 

僕は驚いた

 

 

 

母はなんとなく

 

僕が東京に行って音楽をやりたいことに

薄々勘づいていたようだ

 

 

 

「でも一人で暮らすのは大変よ。」

 

 

 

「お父さんにも相談させて。」

 

 

 

そう話し

三者面談を終えた

 

 

 

 

解説

 

しし座の物語では

高校卒業を間近に控えた「僕」が

 

歌手になるため上京を懇願し

母親と先生を説得しようとする

様子を描写しています。

 

 

しし座は

  • 肯定
  • 自己表現
  • 創作活動
  • 誇り高き王者
  • 恋愛

 

といったキーワードであらわされます。

 

 

かに座の場面で

家族という絶対的な居場所を手にした僕は

 

高校卒業を控え

自分が何者であるかを知るため

突如歌手になるため上京を決意します。

 

 

主人公の僕が

周囲の反対を押し切ってでも

歌手になることを宣言できた理由

 

それは自分自身への

「絶対的な肯定」です。

 

 

 

「歌手になって、人に感動をあたえる」

 

 

ここには

両親や学校の都合など、

自分以外の要素が一つも入っていません。

 

 

「僕」は

「僕の中にある自分のイメージ」を

忠実に再現するため

表現しているだけなのです。

 

 

しし座が

「俳優」や「自分の舞台をもつ人」と

例えられるのも、ここからきています。

 

 

 

しし座は

火のエレメントをもつ星座です。

 

 

おひつじ座も

火のエレメントをもつ星座ですが

 

行動パターンが

「活動宮」「固定宮」と異なります。

 

 

 

例えるなら

おひつじ座は

「電光石火の火の玉」です。

 

火の玉のスピード感は速いですが

方向感がなく、刹那的です。

 

 

 

<イメージ>

 

 

 

反対にしし座は

「静かに燃え上がる青い炎」です。

 

火は赤いイメージで象徴されますが

実は青い炎ほど、温度が高いのです。

 

 

<イメージ>

 

 

静かで、クールで、しかし温かく。

 

 

成熟した獅子の炎には

まわりの人も輝かせる力があります。

 

 

しし座の自己表現は

独善的で自分本位なものではありません。

 

 

自分を

一つの「個」として認識するからこそ

 

他者に対しても、自分とは違う

一つの「個」としての尊重ができるのです。

 

 

しし座の炎は

ときに誰かを暖め

ときに誰かに光を注ぐのです。

 

 

反対に

しし座が機能不全に陥るのは

 

自己表現を制限されたり

自分の中のイメージをうまく表現できない

ときといわれています。

 

 

また自分の弱みを

簡単には出さない星座であるため

 

マイナス部分も出せるような

相談相手をもつことが大切かもしれません。

 

 

 

コラム

青年期の発達課題に

「アイデンティティの確立」があります。

 

 

「アイデンティティ」

 

日本語訳では

「自己同一性」「自我同一性」と訳されます

 

 

わかりづらい言葉ですが

「現実の自分と自己イメージが

 おおよそ一致している状態」

を意味します。

 

 

思春期に

自分の容姿や能力を

他人と比較するようになるのは

 

アイデンティティを

模索しているからなんですよね。

 

 

アイデンティティが確立された人は

自分らしさを肯定できる人。

 

 

なんとなく

しし座がもつ独特の安心感に

つながる気がします。

 

 

 

しし座の自分へのメッセージ

 

 

あなたの力は

この世界に勇気と光を与えます

 

 

 

自分自身を

唯一無二の存在として肯定し

表現するすがたは

 

 

あなたが掲げる舞台の上に立つ

すべての人を

輝かせるのです

 

 

 

ときにあなたは

自分をうまく表現できなかったり

 

弱みをみせられずに

落ちこんでしまうかもしれません

 

 

 

でも心配しないで

  

 

あなたの弱さや葛藤も

すべてはあなたという光の源

 

 

 

弱さや葛藤を引き連れれば

あなたの表現は

より深みを増すはず

 

 

 

だからいつだって

自分を表現することを忘れずに

 

 

 

 

 

私の出生図は

今回の主役であるしし座に

発展、拡大を意味する木星があります。

 

 

木星-しし座の人は

人を楽しませるエンターテイナー

あらわされたりして

 

自分自身、小さい頃は

物語中の主人公のように

「歌手になりたい!」なんて思っていました

 

(上京はしませんでしたが 笑)

 

 

自分の中にある

しし座の要素を活かすことは

 

あなたのまわりを

輝かせることにも繋がります。

 

 

ぜひ

しし座の自分を活かしていく意識を

してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

 

以上、

星よみ公務員でした☀️

 

 

 

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