こんにちは💫
星よみ公務員です。
今回は
おひつじ座に続く２番目の星座
おうし座の物語です。
＜おうし座＞
- ２区分：女性性
- ３区分：固定宮
- ４区分：地のエレメント
- 支配星：金星
＜星座マーク＞
おうし座の物語
「何かが動いているぞ」
目の前でゆりかごが揺れている
僕はそう感じた
どうやらこの世界は
明るいとか暗いという
二次元の世界ではないようだ
あか、あお、きいろ
たくさんの色彩も確認できる
「よし、触ってみよう！」
ぐにゃぐにゃした感触
ふわふわした感触
カチカチした感触
僕はふわふわが気持ち良いな
でも
固いほうが噛み応えはある
「いつもとミルクの味が違うぞ」
どうやら今日は
母がいないので粉ミルクの日
少し違和感を感じる
やっぱり母のミルクが一番だ
「不快な臭いが鼻を突いてくる」
飲んだミルクが吸収されて
いらない部分が
うんちとして出てきたようだ
早くおむつを替えてほしいな
「激しい音がする。怖いよー。」
道路を通り過ぎる
バイクのエンジン音だ
僕にとっては
刺激が強すぎるよ
母の声が一番落ち着くな
「世界はこんなにも美しいだ」
僕は肉体をとおして
この世界の情報を広げている
同時にそれは
僕と僕以外が相容れないことを
意味している
もうここは
すべてが受け入れられる
前の世界とは違うのだ
解説
おうし座の物語では
生後間もない「僕」が
自身の肉体をとおして
この世界の情報を
広げていく様子を描写しています。
おうし座は
- 五感
- 物質
- お金
- 安定
- 審美眼
といったキーワードであらわされます。
物語のなかで主人公の「僕」が
視覚、触覚、味覚、嗅覚、聴覚を使って
この世界を知ったように
私たちは
五感というフィルターをとおして
この世界を理解しています。
これは
前星座のおひつじ座が意味する
直線的な自我のエネルギーだけでは
理解できなかったことです。
おうし座の世界では
「価値」が生まれます。
それは
何かを食べたとき
「美味しい」と感じること
何かを見たとき
「美しい」と感じること
そんな自分にしか感じられない
絶対的な「価値」をあらわします。
貨幣経済の進んだ現代社会では
人々が抱く「価値」を定量化し
交換しやすくするため
「お金」という概念が
生まれたのかもしれません。
（だから、おうし座は価値のものさしである「お金」をあらわす星座なのかも）
おうし座は
ゆっくりしていて動きづらい星座だと
言われています。
でも
おうし座にとって
そんなつもりは毛頭なくて
この世界の感覚を
「広げている」だけなんですよね。
前星座のおひつじ座は
火のエレメントをもつ星座
火をつけたとき
炎は上へと燃え上がるように
直線的で速い不安定なエネルギー。
一方おうし座は
地のエレメントをもつ星座
植物が根を張り
ゆっくりと地盤を固めていくように
面的で着実な安定のエネルギー。
だから
ゆっくりに「みえる」だけなんですよね。
肉体をとおして
五感に染み込ませていく世界だからこそ
審美眼も育まれるし
ときに頑固にみられる場合も
あるかもしれません。
同時に五感を覚えることで
自分と他者が相いれない存在であることを
思い知らされます。
物語中のバイク音は
「僕」にとっては騒音でしたが
「バイク好き」にとっては
脳内アドレナリンを放出する
たまらない音になるわけですから。
コラム
生後間もない赤ちゃんの視力は
0.01〜0.02程度
認識できる色は
黒・白・グレーのみと言われています。
そんな赤ちゃんも
数か月後には目の前で動くものを追ったり
それ以外の色を認識できるようになります。
身体能力の発達にしたがい
あるものを触ったり舐めたりも。
（たまに「ハッと」することもある）
誰もが肉体をとおして
この世界を理解しようとする様子が
うかがえますね。
こうした才能が極まって
ソムリエや料理人
ファッションデザイナーなどが
生まれるのかもしれません。
おうし座の自分へのメッセージ
あなたの力は
この世界に安定をもたらします
あなたが五感をとおして得る
この世界の情報は
簡単に手にできるものではありません
世界を美しいものにしてくれるのは
あなたの存在があるから
ときには
他人の目を気にするばかりに
自分の感覚とは裏腹な行動を
とってしまうかもしれません
でも心配しないで
あなたが持つ感覚は
五感によって研ぎ澄まされたもの
あなたが周りに合わせなくても
周りがあなたの安定した感覚をたよりに
集まってくれるはずです
だから
その感性を磨くことを忘れずに
この物語は
石井ゆかりさん著の
「12星座」から得られる
インスピレーションをもとに書いています。
もし興味があれば
こちらの本も読んでみるのも面白いかも。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
以上、
星よみ公務員でした☀️
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